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文章を書く力について

文章を書く体力・技術が明らかに低下してきている。

仕事でクライアントとのメールや、同僚とのチャットは毎日行っているので、ビジネス上の文章は問題ない。数字やデータがベースだし論点が明確なので、むしろしっかり明確に書けている方だと思う。

しかし、Noteに書くような、自分の感覚や気持ちを言語化した文量のあるエッセイを書こうとすると、途中で文章がまとまらなくなり、書き切ることが出来ない。

今、この文章を書いているが、その直前に4つもエッセイを途中離脱した。
書き散らかすだけ散らかして、全体としてまとまらないまま空中分解。この「文章を書く力について」に逃げてきた。この文章は、なんとか最後まで集中して書き切れればよいのだが・・・。

著名な小説家(村上春樹だったかな?)が雑誌のインタビューで「小説を書き始める人は大勢いるが、書き終える人は1%もいない。まずは書き切ること。そこからです。」と、小説家を志す人向けにアドバイスしていた。

私は別に小説家を志しているわけではないが、子供の頃から文章を書くことが好きで、大人になったこれからも「物書き」として、自分の感受性を言語化して発信し続けたいと思っている。

ここ数年、うっすら感じつつも見てみぬふりしてきた「文章を書く能力の低下問題」を、今日こそはしっかりと分析し、対策を講じ、私の物書きとしての能力を回復させる契機としたい。


(余談1)いつから自分で自分のことを「大人」と呼ぶようになったのかは、別のNoteで書いてみたい。とりあえず、NICO Touches the Wallsの「手をたたけ」を聴きながら、本Noteをお楽しみください

(余談2)今、ベトナムに向かう飛行機の中、南シナ海の上空にいて、PCのメモ帳にこの文章を打ち込んでいる。フライト中はwifiがないので特に集中してモノゴトを考えられるまたとない機会なのである。いざ、物書き!

(余談3)長距離移動中はしっかり考え事できるので、「移動」は結構好き。長距離バスに乗りながら、窓の外を流れる景色を見ながら考え事をするのが1番好きな時間です。飛行機は常に窓際の席を希望。

(余談4)途中、空中、集中、長距離移動中、yo!


まず、冒頭で「文章を書く体力・技術が明らかに低下してきている。」と書いたが、もう少し自分の感覚を具体的に掘り下げると、

長い論考・エッセイの書き方を「忘れてしまった」という感覚に近い。

高校の小説コンクールで銀賞を取ってから、あれ、文章を書くの得意かも?と思って以来、私は自分自身のことを「物書き」として認識していた。

大学時代には、グルメ雑誌を創刊してライター兼編集長として沢山の文章を書いた。記者になりたいと思っていた時期もあったので、ロイター通信のインターン記者としてニュース記事・論考を書かせてもらっていたこともある。

おそらく、同世代の中では、長短問わず「文章」を書くのが相対的に得意だったと思うし、なにより実際に沢山の文章を書いていた。

そんな「物書き」であった自分が、社会人として忙しく働くなかで、自分の感受性・思考を自分の言葉であまり発信しなくなった時期がある。そのサボりが溜まってきたのだろう。

最近、改めて、物書きとして文章を書こうとすると、「あれ、、、なんでこんなに言葉が出てこないんだろう?」という感覚が強い。

ちょっと前までは書けていた文量を途中でギブアップしてしまう。

そして、この言語化力の低下は、文章を書くときだけではなく、友達や大切な人に自分の想いや考えを伝えるときにも、大きな支障をきたしてしまうと思う。

書くにしても、話すにしても、自分の気持ちや考えをを、自分の言葉でもっと上手に伝えられるようになりたい。

いざ、言葉と向かい合おう。


(余談5)もちろん、書き言葉も話し言葉も、メッセージの出し手と受け手がいて、最終的には受け手の捉え方や感じ方次第なところはあると思っている。その前提の中で、メッセージの出し手として、自分が納得できるレベルの言語化をしたいというお話。

(余談6)今回はメッセージの出し手としての話だが、近いうちにメッセージの受け手としての論考も書いてみたいし、書くべきだなと思う。

(余談7)「書く」という行為は、「考える」という前工程を必要とするので、「書こう」とすると「考える」ことになる。余談5の「書いてみたいし、書くべきだな」というのは「考えてみたいし、考えるべきだな」も同時に意味している。

テクニカルな分析・対策は、こちらの別Note記事にまとめた。

https://note.com/kohei_koyama/n/n0f6e34df9e70


私が大好きなMr.childrenの「箒星」という歌の中に、「最近ストレッチを怠ってるからかな、上手く開けないんだ、心が、ぎこちなくて」という歌詞がある。

体の硬い人が、ある日突然180度開脚ができるようになるはずもなく、逆に、体の柔らかい人が、ある日突然ガチガチに体が硬くなってしまうこともない。

私個人の進化と退化は、1日1日の生活と、1つ1つの実際の行動を通じて、少しずつ進んでいくのだと思う。

文章を書く力、言葉を紡ぐ力も、毎日のストレッチで良くもなるし悪くもなる。

定性的で感覚的な自分の考えや気持ちを、言葉にして相手に伝える力は、物を書く人としても、物を作る人としても、誰かを愛する人としても、誰かに愛される人としても、非常に重要な力だと思う。

より魅力的で面白い人間になるために、今日からまた、しっかり言葉と向き合っていこうと思う。

Today is the youngest and earliest day for starting something new!

(余談8)直近1年は「筋トレ」に注力していましたが、身体が硬すぎるので今後は「ストレッチ」に力を入れていこうと思っています。ストレッチメイト大募集。

(余談9)私の兄が、1日1篇短い詩を書くというのを気がついたら1000日以上続けていて、気がついたら詩集が出来ていて、気がついたら銀座蔦屋書店(12月16日〜24日)に詩集が並ぶことになっていました。この余談に気がついたら、銀座蔦屋書店に行ってみてください。私は帯を書かせていただきました。

(余談10)余談書くの楽しい。余談っていいな。ていうか実際には全部が余談みたいなもんか。Me gusta el 余談 mucho.

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