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「スマホのない生活」で起きたこと

「スマホのない生活」をしました

「ない生活」と題して、毎月一個、何かをなくして生活する実験をしています。

4月1日から4月30日までの1ヶ月間、自分の日常から「スマホ」をなくして生活しました。


ルール
*******
4月1日から4月30日までの1ヶ月間、
「自分のスマホを使わない」


自分のスマホは、3月31日深夜に電源を切り、家の押し入れに「封印」しました。


「スマホのない生活」スタートです。


「スマホのない生活」で起きたことを時系列でまとめてみる


「スマホのない生活」をしていた1ヶ月間、たくさんのことが起きました。


本noteでは、「スマホのない生活」で起きたことを、時系列でご紹介します。


4月1日 道に迷い、待ち合わせに遅刻する

はい。初日から待ち合わせに遅刻しました。


言い訳させてください。


この日、私は大船駅9時15分発の路線バスに乗る必要がありました。


大船駅には9時に着いていたんです!!!


でも、バス停がどこか分からなかったんです!!!


大船駅に余裕を持って到着した私は、「東口」バスターミナルで自分が乗るべきバスを探していました。


スマホが使えないので、バス停の場所を調べられず、


同じバスに乗る予定だった友人に、「あれ、バス停どこだっけ?」とも連絡できず、


なんとなくの直感に従い、1人で「東口」バスターミナルで探していました。


しかし、乗るべきバスが見つからないまま9時15分に。。。


スマホがないので、友人に「ごめん、遅れる」の連絡もできないまま。


結局、大船駅に戻り、駅係員さんに正しいバス停を教えてもらいました。「西口」バスターミナルでした。


待ち合わせには、30分くらい無連絡で遅刻しました。


友人には「スマホのない生活」をしていることを伝えていなかったので、


友人は「まだ家で寝てるか、事故にあったか、どっちか」と思ったそうです。


心配かけてごめんなさい。


4月2日 道路が混んでいて、待ち合わせに遅刻する

はい。二日目も待ち合わせに遅刻しました。


言い訳させてください。


この日、私は家からハイエース(大型バン)を運転して、大船駅に13時に到着する必要がありました。


私の家から大船駅まで、車で約1時間かかります。


13時の待ち合わせに遅れないよう、11時にレンタカーを予約し、11時30分には出発しました。


余裕で間に合うと思いました。


でも、高速道路が事故で混んでいたんです!!!

画像1

(ハイエースはこれです)


スマホが使えないので、友人に「道路が混んでるから、遅れる」の連絡もできず。


待ち合わせには、40分くらい無連絡で遅れました。


今回は事前に「スマホのない生活」をしていることを伝えていました。


待ち合わせしていた友人は「交通事故にあったと思った」そうです。


心配かけてごめんなさい。


4月4日 「おすすめ」を共有しづらい


4月5日 めっちゃ仕事が捗る


4月8日 記憶力を取り戻す


4月9日 レンタカーを借りられない


4月11日 お店探しを放棄


4月14日 逆に live in the moment


4月18日 事情を伝え損ねる


4月19日 メルカリでブチギレられる


4月20日 デリバリー に挑戦する


4月24日 QRコード式メニューが見れない


4月28日 音楽がない


4月30日 旅になる

最近、現代アートを勉強している。


今日はめずらしく早起きして、蔵前にある「自由丁」で行われていた現代アートの展示会「a cup of gallary」に行った。

1時間に1組限定。


ギャラリーにあるのは選び抜かれた1つのアートだけ。


静かに1つのアートと対峙する時間は、新鮮で、とても刺激的だった。


10時30分ごろにギャラリーを後にし、カフェを探した。


スマホがないので、行き当たりばったり、直感でカフェを探す。


スマホのない生活をしていると、特定の目的地がないまま歩くことが多い。


スマホで検索した目的地に向かって、

「道を間違えないように」歩くときに見えている景色と、


どこかにあるかもしれない到着地を探しながら、

「出会いを見落とさないように」歩くときに私に見ている景色。


両者は全く違うものだろう。


前者で見えているのは、冗談抜きで「スマホの画面」かもしれない。


後者で見ているのは、、、なんだろう。街の全部を見ている気がする。


スマホのある生活をしているときは、よく「歩きスマホ」をしていた。


Twitterを見たり、インスタを見たり、LINEを返したり。


でも今は、その時いる場所の空気や景色を味わっている。


スマホをのぞき込みながら歩いている人とすれ違うと、「もったいないな」と思うこともある。


今日という日は、こんなに美しいのに。


いま歩いている街は、こんなに発見であふれているのに。


さて、


今日で「スマホのない生活」はおしまい。


明日から、スマホが僕の手元に戻ってくる。


スマホは便利だ。


地図も、カメラも、お金も、電話も、ニュースも、友達も。


スマホの中に、全部ある。


でも、「スマホのない生活」を通じて、わかったことがある。


スマホの中に、この世界の「全部」はないし、


むしろ、スマホがあることで、なくなってしまうストーリーもある。


「スマホのない生活」は、旅のようだった。


私の目が、耳が、頭が、心が、時間が、自分のものとして動き始める。


この旅の感覚を忘れずに、明日からの生活を楽しみたい。


2021年4月30日

「スマホのない生活」終了。




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