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#120 【採用】面接での自社とのフィットを確認するポイント

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

前回に引き続き、採用関連のネタです。

最近、弊社では採用を頑張っており、私も候補者の方と面接をさせていただく機会が増えています。

面接をしている後輩から「何を質問したらいいんですかね?」といった相談を受けることもあります。
私の中では、一緒に働きたいか。もっと言うと一緒にうまいメシが食えそうか、を見極めることだと思っています。

もう少し、深堀りしてみます。


〇うまいメシが食えそうかとはどういうことか

面接が難しい。何を質問したらいいかわからない。
と感じる要因の一つは、面接におけるスタンスの設定が出来ていないからです。

うまいメシが食えるかどうかは、「仲良くなれるかどうか」「互いの価値観を受け入れられるかどうか」「同じ目的を共有できるかどうか」などとも言い換えられます。

そう考えると、面接官が一方的に評価する側というスタンスになるのは不適切です。
そもそも管理職のように他者を評価してきた経験でもない限り、候補者を適切に評価するなんて出来ません。

新しい友人を見つけるようなスタンスで相手に興味を持ち、自分達にも興味を持ってもらおうと思えば、おのずと聞きたいことが出てきます。
同僚が自分の推しにあれこれ質問するスタンスで臨むと良いと言っていましたが、納得です。

もう一つの要因は、面接での目的の設定が曖昧だからです。
目的のない会話は宙ぶらりんになるのと一緒です。

私はうまいメシが食えるかどうかを見極めるために、この2つを探るのが良いと考えています。

カルチャーマッチするか
チームの目標を推進できそうか

前者は一緒にいて楽しいか、後者は一緒に戦っていけるか。を見極めるということです。

〇過去と現在と未来が繋がるか

この2点を探るには過去と現在と未来の繋がりを知ることが有効です。

カルチャーマッチ(過去と現在)

長い時間を共有するので、カルチャーが合わないと互いに不幸になります。
日々大小様々な意思決定を積み重ねていくのに、カルチャーの違いでいちいち腑に落ちないようではストレスが溜まり、パフォーマンスは低下します。

カルチャーマッチを探るには、過去から現在にかけてどのような意思決定をしてきたのか、何を大事にしてきたのか、そして具体的にどのような活動をしてきたのかを伺います。

FACTが大切です。
こうしたいと思っていた(いる)と言った考えを伺うのでなく、実際の行動を深堀りすることで、その人が過去に実際に考えたこと、してきたことを知ることができます。

その行動が自分達のコミュニティの中でも受け入れられるかどうか、価値を提供してくれるか、一緒にやっていきたいと思うか、応援したいと思うかなどを考えると、カルチャーマッチが計れると思います。

チームの目標を推進できそうか(現在と未来)

チームに加わっていただいた後で、目標を達成するために一緒に戦えないと互いに不幸になります。

チームの目標を推進できそうかを探るには、現在から未来にかけてどんなビジョンを持っているかを伺います。
今何をしていて、現状の延長では思い描くビジョンに到達できない(転職を考えている)理由、自社に何を期待してくれているのかを語っていただきます。

直近の1年、3年、5年くらいのスパンでのイメージを共有いただき、自社の1年後、3年後、5年後にそのイメージが実現しそうを考えることで、チームの目標を一緒に推進してもらえそうかが計れると思います。

過去、現在、未来につながりがあり、カルチャーマッチの期待が持て、思い描く未来と自社の未来の重なりが大きいと感じれるかで、うまいメシが食えるかどうかを見極められると考えています。

〇面接で自社とのフィットを判断するためのポイント

ここまでは候補者の方について深く知るために、何を探るかについて言及しました。
しかし、本当に大切なのは候補者の方に自社のことをどれだけ解像度高くお伝え出来るかです。

候補者の方の過去の意思決定や行動が自社ではどのように受け入れられる、どれだけの評価を得られるかなどを具体的な事象と合わせてお伝えし、候補者の方に入社後に自然と溶け込めるイメージを持っていただける必要がります。

チームの目標を一緒に推進していただくことに価値を感じていただくには、自社の目指しているところ、そこに到達するために自分のチームがどう動いており、この先どのようにうごいて行くのかを理解いただく必要があります。
そして、そのプロセスにはどんなやりがいや価値や、困難があるのか。
その困難を一緒に乗り越えられると感じているのはなぜなのかをお伝えする必要があります。

そうやって、互いの目指す未来が一致し、かつ一緒に働くことに期待が持ている状態を作ることが面接の重要なポイントだと思います。


前回の記事では候補者の方とのフィットの判断がうまく出来ずなかったことに触れています。
今振り返ると、候補者の方の過去、未来についての深堀りが足りなかったのだなと思います。

ということで、面接での自社とのフィットを確認するためのポイントについての考えを共有させていただきました。

引き続き強い仲間集めをやっていきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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