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夏の高校野球中止。

もし身近に現役の球児がいたらなんて声をかけたらいいのかわからない
今まで想像すらしたことなかった事態
俺もそうだったがすべての高校球児が本気で甲子園を目指しているわけではないと思うけど、そんな奴らにも一つの区切りやケジメは必要だ
こんな代替案も不可能などうしようもない極めて不公平な事態を、この世代にのみ背負わせる事が不憫でならない


俺は高野連が中止と判断した内容に少し疑問を覚える

学業あっての部活動、そこを厳かにしてまで開催するのはご法度だが
昨日の会見を見る限り、一番の理由は感染リスクの高さであり、学業との関連は少し触れているようだが一番の理由ではないと感じた

インターハイなどを統括する高体連は4/26に中止の判断をしているが、高校総体は30競技もあり、毎年開催地も違い、予選の開始日も競技によって全くバラバラであり、このような調整の難しさゆえ早期に中止を判断するのは理解できる

だが高校野球を統括する高野連は、毎年地方予選から甲子園まで開催場所はほぼ変わらなく宿泊施設も同じ施設を使用しており、そのノウハウやルーティーンは確立されている、つまり高校総体よりは対策を講じる環境はある
予選開始日も各都道府県によって違うが概ねまだ一ヶ月以上もある
それにかかる資金も無観客で持ち出し確実だが高体連よりは頑張れるはずだ、いや赤字こいても踏ん張れ、主催の朝日新聞は出すべき、今こそ恩を球児に返すべき

グランドと選手審判がいれば最小限で試合は出来る
いつもどおり大規模に開催する必要などまったくない
無観客は当然、売り子やチケットもぎり、皮膚検査や投手交代するたびにベンチ裏から出てくるトレーナーなど開催の是非に関わってくるなら今回ばかりはいらない
普段から毎週末必要最小限で野球の試合は行っている


予断を許さない状況には変わりないが
緊急事態宣言も5/21時点で関東の1都3県以外は解除又は解除予定で社会活動が段々と再開しつつある
通勤のバスや電車は再び混みはじめ
テレワークも徐々に解除され、飲食店は再開し、以前までとは言わないが街に人が戻りつつある
文科省が学校再開への道筋をはっきり示せていないのは若干気がかりだが、このような状況で早々に中止を決定した高野連

俺が体験した黙祷の件や2007年特待生問題等、元々矢面に立って選手を守る、責任を負う組織とは思っていなかったが
今回の意思決定プロセスもいつも通り選手第一でなく、事なかれ主義で粛々と中止に向かっていったとしか思えない

学業との兼ね合いが大きな要因としていれば、俺は悔しい思いは変わらないが納得していた部分はあるだろう、でもそれなら結論は先送りになるはずだ
確かに選手たちの怪我のリスクも考えられるが、開催しないことが一番の大怪我だと思う。
感染リスクが高いことが開催断念の大きな要因としていることが何も深く考えていない証拠である
もし選手達のことを本気で考えてるならば、5/20での決断はしなかったと思う
昨日は、感染対策は万全を期すつもりで開催の検討を引き続き熟考していくが、あくまでも文科省の学業に対する方針に従うとかにしてほしかった
その上で文科省に学校再開のプロセスを示してほしいとか
やはり選手ファーストなら期限ギリギリまでどうやったら開催できるか考えていくべき、そういう組織でいてほしかった

本音は責任取りたくないし赤字確定の案件だから開催したくないといった所だろう
営利追求する民間企業が主催の時点でそういう疑問が湧くことは当然である

今回の件で高野連の存在意義に、より疑問を抱くようになった

彼らでは選手を守ることはできない、現実守れなかった
いや守ってすらいない、彼らはグランドの土を踏むことなく逃げた

そこが個人的に一番悔しい


もう一度言うが球児たちにかける言葉は見つからないし、これから見つけれる自信もない
軽々しく声もかけれない


何もできない


参考資料:日本高等学校野球連盟HP

大会中止について

八田英二・日本高等学校野球連盟会長メッセージ


いつもは十分に己の文章を読み直し、文法や矛盾点等を突っ込まれないように修正していますが、今回は感情のまま文章に載せました。大目に見て頂ければと思います。

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