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その本を読む理由が、次の自分を強くする。

目的を設定して読書するのは大事だと言うと
とっても普通のことに聞こえるが、どうして大事なのだろうか。

本を読み始める前に、目的を設定し始めると、、

情報の優先順位や俯瞰、読む前後の変化が分かりやすい、
アウトプットの質が高まるなど、色々と効果があったように思う。
(この記事は、エッセイや小説というより
ビジネス、自己啓発、教養系などに関する読書を前提に書いています…!)

そういった効果の部分と設定方法にまで触れたい。
時間や日々のto doに追われつつも、
生き方やありたい姿なども同時並行で考える社会人。
読書の際、何となく読み始めるより
目的を明文化して、読書の量と質を上げと、QOLも上がるように思う。

Why 目的設定??

理由は3つ、
・情報の優先順位  ・情報へのアクセスの質  ・変化の可視化

・情報の優先順位
目的(何のために、この本を読むのか。)を設定するので
情報に優先順位が付けられて、取捨選択がしやすい。

その時の自分にとって、重要ではない部分の基準が分かっているので
さらっと流し読みをしたり、全く必要ないと思えばスキップしてみたりと
読書のスピードが上がりやすい環境が整いやすく、量が向上しやすいのだ。

言い換えると、読んだ方がいいパートに対する情報感度のある状態なので
インプットの質はもちろん、そこから得られるアウトプットの質も期待できる。

・情報へのアクセスの質 
優先順位の延長線上の話で、
順位が付けられるなら、目次を見た時に、
飛び飛びで読みたいところを中心に読むのいいかもしれない。

となると、自分が本当に欲しい情報へのアクセスが良くなる可能性があるし、
目的の解像度が高いと、ピンポイントでインプットできる。

そして、(個人的に)最も大きなメリットは、
・変化の可視化

言い換えると、読書のビフォーアフターが可視化されることだと思う。

“何のために、何を期待して・得たくて・解決したくて”を
整理して読み始めているので
読む前と後で、本との出会いから起きた自分への変化が把握しやすい。

これに対する理解の度合いによって
本を通じて得たインプットとアウトプットから
読書後の行動内容も想像しやすく、より前向きな気持ちで本を読み進められる。

目的の設定方法


目的を設定する理由は分かったものの、肝心な設定の仕方。

ここまで熱心に語っておいて申し訳ないが
今のところ、これといって設定方法は特になく
やり方は、ただ「なぜ、その本を読むのか。」を言語化する。

うまく言語化できない時は
もやもやする時はいつも、自分のこの本を手に取った気持ちを
ストレートに、ひたすら書き出してみる。



目的設定のポイントは、形容詞に頼らないこと。


「デジタルマーケティングの人材育成について、大事な要素のヒントを得る。」
この時、一口に“大事な要素”と略さず、文章で言い表すこと。
例えば、
「デジタルマーケティングの人材育成について、
 リソースが最も必要となる要素や部分とその解決策に関するヒントを得る。」
“大事な要素”のその要素が、どう大事なのかは人それぞれ。
社会一般的な言い方で片付けない方が
自分自身の悩み・課題・期待していることが、はっきりする。

スタート地点がはっきりすると、
読書のインプットとアウトプット、読書後の実践の質に繋がっていく。
一文で綺麗に、上手にまとめるというよりかは
少し長くても、気持ちや考えを、言葉にしてあげることが大事だと思っている。

以前、読んだ抽象化の仕方に関する本を読む前には
以下のように書いてから読み始めた。

上手く書くより、真っ直ぐに言語化すること。

脱なんちゃってインプット

本を読むことが、目的になっていないか。

大小関係なく、何かしらの変化が自分に起こすことが目的となっているからこそ
インプットの質、そこから自分に転用する、アウトプット・アクションへ繋がる。

単なる引き出し作り、ノウハウコレクターになっては本末転倒だと思う。

なんちゃってインプットから脱して
明日に繋げられるような、
これからのアウトプットへのワクワクは読書から作っていくこと。

そして、そんなインプットは
目的意識によって高められた情報に触れることが
僕はファーストステップになると思っている。


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