自分をリードできる人になるために。振り返りの話。

社会人になって振り返りを行う時間を日々、取り始め
他人や社会の前に、まず自分自身をリードすることへの意識が強くなってきた。
この経験から、人として、より充実した存在になるために、
振り返りは有効な手段だとつくづく実感する。

理由は、結果だけに左右されず、
自身の意味のある変化、進歩が可視化される中で
等身大の自分と真っ直ぐに対話する。
そのことによって、明日の過ごし方への目的意識が高まるからだと思う。

この記事を読んだ後
ぜひ、振り返りをする中で、自分で起きた変化を言語化しもらえたら嬉しい。
中身に入る前にまず、“自分をリードする”という事の意味を共有しておきたい。

自分をリードするとは、自身が描いた”ビジョン”に向けて、日々自分自身をリードできているかということです。
たとえば、 資格試験があれば、遊びたい、飲みに行きたい誘惑もある中で、いかに自分をコントロールし、ビジョン達成に向けて行動できているか。

リーダーシップとは、”自分自身”をリードすることから。

つまり、自分の在りたい姿や目指したい自分に向かって
自ら率先して行動している人を指すようだ。

また、振り返りに関しても、一応。

振り返りとは、自らの言動や傾向を客観的に捉えて、次に向けた改善点の洗い出しを行い、その改善点を実行することを示しています。

振り返りとは?成長につながる振り返り(リフレクション)の重要性と手法

要は、身の回りや自分に起きた事に対して
考え、学び、気づき、思いを記録(言語化)すること。

ここからが本題。
こうした自分をリードする人になるために、
なぜ、振り返りが有効な手段になるのか。

・1つ目は、進歩の蓄積が可視化されること。

過程も大事だと認識されつつ
仕事だと、上手くいったかどうかの結果が重視される。

もちろん、結果は大事だが、成功や失敗に着目し
出来る事が増えて成長しているように見えても
そこに進歩がなかったら、その結果が持つ意味は小さくなる。

得られた結果の理由を考えるからこそ
次の成功に繋げられる可能性は大きくなるし、
一見ちがう事を任されても、成功の再現性が期待できる。

つまり、出来事の前後に関して
自分にどのような変化が起きたのかをアウトプットするからこそ
単なる出来る事が増えるだけでなく、財産として蓄積されるような進歩を確認し、自己認知した財産として、積み上げられるのだ。

そして、もう1つの理由が
・等身大の自分とまっすぐに見つめ合えること。

思った事などを自分の外へ一旦、取り出してみると
妄想ではない、正直な素の自分が映し出される。

頭の中であれこれと考えていると、
距離があったり捻れていたり、現実とは少し異なっていたりする。

振り返りは等身大の自分と対峙するからこそ
好きなところ、苦手なところ、過小、過大評価することなく、
自分の多様性をちゃんと受け入れてあげられる準備が整うのだ。

特に上手くいかずブルーな気持ちの時ほど
今この場にいることやこの時間の大切さを再確認を行える時間が始まる。
そうして言葉にすると、明日に向かって、
不安から意思へと自分の気持ちを変えていける。


こうした振り返りだが、僕のやり方は至ってシンプル。
グーグルのスプレッドシートに、
下記の写真のように毎日思ったことを3つまで書いている。
4つ以上でもいいが、継続するために、あえて3つまでにしている。
また、成功体験のみを記録する項目を用意してもいいかもしれない。

専用の紙などを用意しなくても
こうした簡易的なものでも、いつでも始められるのでオススメだ。


日々の出来事や結果などから得られた学びや気づき、感情、
今の自分では、まだ言葉にできない色んな事。
ただ出来る事が増えるだけでなく、
人として、自分の在りたい姿に近づける生きた記録になる。

そこには、何が込められていたのか。
書類上に表せられる数字の側面にこそ、これからをリードする糧になる。
嫌な日、好きな日。
毎日、そこにある意志を自身で前に向けていける、
そんな自分を創る力を育めるのが振り返りの魅力だと思う。

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