見出し画像

雨垂れ

グチュ、グチュ、グチュ
「僕はここにいますよ。」と水分を含んだ靴下が歩くたびに鳴き出す。
すごく感覚としては気持ち悪いのになぜか癖になる。
雨がもたらしてくれる身体の反応は何とも感慨深いものがある。

雨は必然的に身体の面積を広くする。
というのは、傘を持つから。
雨になると傘は身体の一部になる。
でも、たまに傘は傘で人格を持っている場合もある。
電車の中で暴力を振るうことはしばしば。だから、傘の先は怖いし、服が濡れるのではないかという恐怖感がある。
「傘も身体の一部としてお扱いください。」というアナウンスが必要ではないだろうか。

雨といえば『雨に唄えば』

画像1

ジーンケリーが演じるドンの手にかかれば傘も身体の一部になる。歌い踊るユーモアさをいつしか忘れてしまうことはある。そんな時はこの映画を鑑賞しましょう!雨な日々だからこそ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?