見出し画像

元精神科ナースが贈る~毎日をゴキゲンに過ごすための5つのヒント~



私は、多分かなり楽天的なタイプの人間です。

めったなことがあれば落ち込むんですが、大体においては日々ゴキゲンだなァと思っています。

そのゴキゲンの理由について探りたいと思って、この記事を書いています。


食べ物から幸せな気持ちを呼び込む

画像1

毎日をゴキゲンに過ごすために、私が一番気を配っているのは食事です。意外にも知られていないんですが、うつ病は仕事などのストレスだけが原因ではなく、食べ物にも本当に大きく左右されます。

私が実践しているのは「毎日必ず、牛乳・ヨーグルト・バナナ・卵を食べること」です。これらの食品は、腸内環境を整える食べ物でもあるので、免疫力アップなども期待できます。


それだけではなく、牛乳・ヨーグルト・バナナ・卵の4点セットは、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンに大きく影響を与えています。つまり、脳が「今、しあわせだな」って感じやすくなる食品だといえます。

私は毎日、牛乳を半パックほどは飲んでいるんですが、これらの食品のなかでも牛乳を飲んだときの幸福感が最も高いなと日々感じています。


「食事はなんだっていいや」とファストフードなどのジャンクフード中心の食事をしている人の方が、うつ病を発症しやすいと報告されています。

仕事のストレスは避けようが無いけれど、食べ物ならほんの少し気を配ることで毎日をゴキゲンに過ごしやすくなります。


なんでもない時に口角を上げる

画像2

口角を上げることは「今、私はゴキゲンですよ~」と脳をだますことにも繋がります。

たいして楽しい時間ではないとき、仕事をしているとき、一人で家事をしているときなど。気を許せば、顔もだるーんと脱力しがちになります。意識してみると、無表情で過ごしている時間は案外長いものです。

そうすると、脳も「あんまり楽しくないのね」と判断してしまうんです。


だから、私はこれも日々実践しているんですが、洗濯をしているとき・買い出しに行くために歩いているとき・パソコンに向かって仕事をしているときなど。気が向いたときに、意識して口角をほんの少し上げています。

実際にそうすることで、ほんのりと気分も和らぐような気がしています。

いつも笑っていることはちょっと難しいけれど、口角をほんのり上げるなら今すぐできることかなと思います。


少し大きめな声で歌う

画像3

少し大きめな声で歌うことも、毎日心掛けていることのうちの1つです。

歌うことは、副交感神経が優位になるといわれています。「副交感神経が優位」とは、眠るときのようなリラックスしている状態をいいます。

ゴキゲンに過ごすためのポイントとして

副交感神経が優位になる時間を上手に作ること、が挙げられます。

働いているときや集中しているときなどは、交感神経がバチバチに働いています。つまり、交感神経が優位=戦闘モードの時だといえます。仕事の日や育児に1日向き合う日も、副交感神経を優位にしよう~と意識してリラックスタイムを作ることで、精神面も安定しやすくなります。


言霊のパワーを信じる

画像4

私が日々の暮らしのなかや、ブログのなかやTwitter内でも気をつけていることなんですが、ネガティブワードを極力言わないようにしています。

もちろん、ほんとにしんどい時には声に出すことだって大事です。

ああー!!もう、今日はダメだーーーー!!!」って言いたくなる日もある。

でも、吐き出すだけ吐き出してすっきりしたら、後はネガティブワードはあまり言わないことで心のバランスが乱れづらいと感じています。これは、少し松岡修造的だとも思っているんですが、ポジティブなワードを積極的に使うことでほんとにポジティブな方向へ自分を引っ張りあげやすくなります。


ポジティブな人の一挙一動を真似てみる

画像5

これは、私が新人ナースのときに実践していた方法です。

私は新人ナースのときに「緊張しやすい」「焦りやすい」「自信がない」と、とてもナース向きではない性格でした。

この性格をどうにか変えたい!と思ったときに私が実践したことは、一番憧れていた先輩ナースの一挙一動を真似てみることでした。自分をまっさらにして、まずはその憧れの人の動作・言葉・思考を自分の中に取り込んで真似てみる。


すごくシンプルな方法なんですが、この方法を試すとだんだんと自信が湧いてくるのを感じていました。できない自分をまっさらにしたことで、できるための行動を吸い込みやすくなる。

私の場合は、この方法で上がり症な性格はかなり直りました。これは、「ポジティブな性格になりたい」と悩んでいる人にも当てはまる部分があると思います。なんでも、物は試し。

まずは試してみて「自分には合わない」と感じたら、すぐに止めれば良いだけです。


うつ病かも?と思ったらまず病院へ

画像6

ここまでご紹介してきた方法は「うつ病を治す方法」ではありません。

うつ病を治すためには、服薬治療と静かな環境で安静に休養をとることが1番必要です。

この記事を読んでくださった方のなかには、今、気分の落ち込みを感じている人もいるかもしれません。その方向けに、うつ病のサインをご紹介します。

・大好きだった趣味をしている時でも「楽しい」と感じない

・理由もなく涙が溢れる

・お腹が空かない/食べ物を美味しいと感じない

・寝つきが悪い/夜ほとんど眠れない

・仕事中に集中力が持続しない

・1日のなかでも一番気分が落ち込むのは朝

上記で当てはまるものが多くある場合には、精神科の受診を検討してみてください。


精神科の門は叩きづらいイメージがあるかもしれませんが、私は実際に働いてみたことで全く違ったイメージを抱いています。精神科の患者さんが多種多様でカラフルなら、精神科のナースも本当に個性のある人達が多いと感じていました。

そこにいるだけで陽だまりのように温かなナースや、子育ての大ベテランナース。サバサバとしているナースや、厳しい言葉のなかにも心の底から患者さんと向き合うナースも。

私のように、お笑いやくだらないことやアニメが大好きなナースだっています。

この記事が、気分の落ち込みからほんの1歩だけでも、足を前へ踏み出すきっかけになれたら幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?