話せなかった苦しみ 回復へのプロセス
心理療法の中で
簡単に言葉では表せない
とても苦しく
複雑な感覚の充満する体験が
語りだされることがあります
その体験は今まで
なかったことにされていたり
言葉にしたらもっと悪いことが
起こるのではないかという不安に
支配されたりして
語られないままになっていました
けれど
その人の中で存在し
「不穏なかたまり」となっていた部分なのでしょう
昨年、「望まない性交」を経験した当事者への
インタビュー調査をまとめた書籍を読みました
話せなかった理由が幾通りもあることを
支援に携わる私たちはよく理解しておく必要があると思いました
ちなみに、上述の調査では41件中29件(70.7%)は
被害後すぐではなく
時間が経ってからその事実を打ち明けたと記されていました
回復には
自分を支えてくれる人や環境がある
と感じることが何より大切です
心の中で長く続く苦しみが
「不穏なかたまり」となり
今のあなたを不自由にしているとしたら…
今からだから
これからだから
できることもあると思うのです
一緒に考えていきましょう
こはる心理カウンセリング室でお待ちしています
読んでいただいてありがとうございました
最後に
精神科医白川美也子先生の言葉を紹介して終わりにします
(20210111記載)
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