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見えない色を感じる|石村嘉成さんの世界

先日、石村嘉成さんとお父様の和徳さんの講演会に行ってきました。
嘉成さんは自閉症の画家。
その色彩豊かな作品には、大きく心を揺さぶられました。

講演会では、嘉成さんの作品だけでなく、お父さんの話もたくさん聞くことができました。
彼が小学校5年生の時にお母さんを亡くしたこと。
それまでのお母さんとの療育の日々。

そのエピソード一つ一つに、深い絆と愛情が感じられました。

お母さんとの思い出、それからお父さんとの暖かい時間、出会った先生方や友達、嘉成さんの作品にどれだけの影響を与えているかを知り、心に深く響きました。

石村さんの作品作りの過程は、とても興味深いです。
まず白黒の動物写真を丹念に観察し、その後、動物の気持ちを考えて色をつける。
そのプロセスを経て生まれる作品は、単なる絵ではなく、彼の心の中にある「見えない色」を映し出しているように感じました。

私はそこまで物事を観察しているだろうか?
相手の気持ちを想像しているだろうか?
そんなことを考える時間をもらいました。
石村嘉成さん、そして彼の家族に心から感謝しています。
10月には神戸で個展が開かれるそうです。
もっと作品を見てみたい。
心からそう思える素敵な時間、素敵な出会いになりました。

お父さんが書かれた本があるらしい。

これを夏の読書一覧に入れます!
この映画、もう見ることはできないかな〜。みたいなあ。

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