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【詩 vol.75】灯火

私の導火線に火をつけたのは
あなたなのに

フッと簡単に吹き消してしまう

何事もなかったように

あなたは奥さんのご飯を食べ
子供たちを抱きしめるのね
いいよね
戻れる日常があるって

嘘だらけの言葉を信じた
この時間を返してよ

タイムリミットがあるのよ
私だって
あなたの子供を抱きしめたかった

いまはもう
傷だらけの心と消えない想い
消してしまいたい

私に近づいたあなたの記憶
まだくすぶってる

あなたの想い

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