見出し画像

適応障害と診断される前のお話【休職日記 #0 】


突然だが、私は適応障害だと診断された。

心療内科を受診するまで、数々の休職された方の日記や体験記に気持ちを軽くしていただいていたことがあった。
私も、自分自身の記録用として、そして私のように思い悩む毎日を送っている誰かの気持ちを軽くできたらと思い、ここに記していこうと思う。

できるだけ詳細に書きたいなと思っているのだが、職場の方々の目に留まって欲しくない(可能性としてはほぼ0だと思うけど)。そのため投稿に時差を生じさせている部分があるが、どうかその点ご了承いただければと思います。

そしてあんまり重い内容にはしないつもりですので、気軽に読んで頂ければ!!!


適応障害という言葉を知ったのは1年くらい前だったと思う。知るきっかけとなったのは、突然涙が止まらなくなって出勤できなくなったという出来事からだ。
その日以降、どうやら自分は精神に異常をきたしているのではないかというような出来事が他にも発生し始めた。今までこんなこと自分の身に起こったことがなかったため、怖くなって色々調べ始めた、というわけである。

精神疾患の中でも、うつ病くらいしか言葉を知らず、最初はうつ病なのかと思ったが、調べているうちにどうやら違うらしいということに気づく。

そして、呑気に調べている間に、心の不調から今度は体の不調へと移行し始めた。
胃痛、吐き気、息苦しさ、動悸、手の震え、涙が止まらなくなる などなど。
ヤバいかもしれん…と思いながらも、心療内科に駆け込むのは最終手段だなと心の中で決めてしまい、気づけば今の今までほったらかしになっていた。

しかし、その『最終手段』を使う時がとうとう来てしまった。
もう体が限界を迎えていたのだ。
私は限界までヘラヘラしてニコニコして何とか取り繕う性格だったので、今まで多少メンタルがやられていてもなんとか悟られないように振る舞うことができていた。だが、それすらできなくなってしまっていた。
明らかに元気がない、声も出ない、立ち上がるのも一苦労…というような感じ。
息苦しさや動悸などはこの頃に出始めて、さすがにこれはヤバいかもな…と思うようになった。

実は、以前に体調不良が慢性化しすぎてコロナウイルスに感染してしまったことに気付かなかったことがある。(しかも職場のクラスターで罹患した)
軽症で済んだから良かったものの、これが重症化してしまったり、他のもっと深刻な病気だったりしたらと思うと怖くて仕方なかった。
その経験もあり、もう放っておくのはよくない!心療内科に行ってやる!と思った私は心療内科を調べ始めた。

調べてみるとわかるのだが、心療内科の口コミはあまり当てにならない。というか、人によって言っていることが違いすぎてどれを信じればいいのか分からない。
結果、私が行ったのは割と口コミが散々なところだったのだが、家族にある程度の話を聞いてもらえていた私は「早く診断書をもらって休みたい」と思っていたので、別にいいかなと受診を決めたのだ。
なぜ口コミで賛否が分かれるのかというと、診療にあたって医師との相性がとても大切なようで、その医師と合わなかった患者さんがよくない口コミを書き込んでいるようだった。つまり、誰も間違ったことや嘘を言っているわけではないのだ。心療内科選びに戸惑う方が多いのではないかなと思うが、私は口コミが全部酷い内容でない限りはとりあえず早く診てもらえるところに飛び込んでみるのをおすすめする。

受診する医院を決め、震える手で電話をかけた。予約の電話ですらものすごく勇気を出さなければできなかった。
受付の方が優しくいろんな質問をしてきた。「大丈夫ですからね」と声をかけてくれて、いくらか震えがおさまった。
そして肝心の受診日。休み明けの月曜日に受診を勧められたが、なぜか私は「月末は人が足りなくて出なきゃいけなくて…」と、今から思えばすぐにでも診断書をもらおうとしている人とは思えないことを口走り、次の週に予約を取った。
結局、体調が悪化して早退してしまうなどしたので、普通に言われたまますぐに受診すれば良かったと後悔している。

あと○日耐えれば一旦休める、一旦終われる、と思いながら働く日々。エグく悪い体調と闘いながら無理やり出勤する日々。
本当にしんどかった。周りからも、顔色が悪いだのなんだの言われていたので相当ヤバかったんだと思う。

原因は職場だ。もう絶対にそうだ。
勢いで書くと絶対に愚痴っぽくなってしまうのでまた改めて書こうと思うが、まあ私には合わない環境であった。
仕事内容が合わないのではない。環境が合わないのだ。

一応なんとか取り繕って実質の最終出勤日まで耐え忍んだ。
今までも、適応障害だろ絶対、と思いながら働いていたので、なるべく期限ものを残さないように最終日に一気に事務作業を終わらせるなどした。

そうして足早に職場を去り、逃げるように帰宅した。

帰宅後は、明日心療内科で医師に聞かれそうなことや問診票に書かされそうなことをルーズリーフにまとめた。
そして持ち物などを確認し、就寝した。


大雑把に説明すると、だいたいこんな感じである。と言っても私の主観しかこの記事には載っていないので、あまり鵜呑みにしないでほしいが、とにかく限界だった。

私の場合は、体調不良の波を3回くらい繰り返し、4回目でオーバーキル状態になってしまった。

もし今少しでも辛さや息苦しさを感じている人がいれば一度立ち止まってみてほしい。
私みたいにオーバーキル状態になってしまう前に。


次の日はこちら


お読みいただきありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?