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学生生活で「なんで勉強するの?」と疑問を抱いた皆さんへ

私もその一人なのですが、きっと勉強するのに向いていないので勉強する世界で戦わないほうが良いと思っています。

「なんで(こんな簡単な事、わざわざ教室で時間を取ってまで)勉強するの?」と思った人ではなく、「なんで(こんな将来役にたつかわからないつまらないことを)勉強するの?」と思った人です。

得意な人はそもそも「なんで?」と思いません。呼吸の様にできてしまうからです。

誰しも「なんでこんな簡単な事できないんだろう…?」と思ったことはあると思います。
例えば長距離走。1000mを走り切れない人を見て「なんでこんな簡単な事できないんだろう…?」
例えばサッカーのリフティングで5回とできない人を見て「なんでこんな簡単な事できないんだろう…?」
例えば創作ダンスで全く浮かばない人を見て「なんでこんな簡単な事できないんだろう…?」
例えば美術の風景画で全くパースが取れない人をみて「なんでこんな簡単な事できないんだろう…?」
例えば授業中大人しく座っていられない人を見て「なんでこんな簡単な事できないんだろう…?」
例えば整理整頓ができず机の中から食べ残したかびたコッペパンが出てくる人を見て「なんでこんな簡単な事できないんだろう…?」(今こういったことあるんですかね…?)

学生生活は「なんでこんな簡単な事できないんだろう…?」と思うことに溢れていると思います。
できる人からすれば「なんでこんな簡単な事できないんだろう…?」ですが、できない人からすればとても難しいこと、簡単にはできないこと、もしかしたら努力してもできないことかもしれません。

ちなみに私は整理整頓ができません。言い訳に聞こえるかもしれないですが、多分能力的にできません。幼稚園の頃から道具箱はぐちゃぐちゃでしたし、小学生の頃の通信簿でも整理整頓の欄が〇だったことはありません(当時は◎、〇、△だった。常に△だった)。きっとできないのだと思います。とても残念ですが。

当然技術を身に着ければ、努力して身に着ければ、1年くらいなんかそういったことを意識的に行えばできるかも知れません。それでも、必死に努力して身に着けても、呼吸をするように整理整頓ができる人には絶対にかないません。

元々整理整頓ができず、必死に技術・知識を身に着けた私
生まれた時から整理整頓が得意で、そのうえで技術・知識を身に着けたAさん。

「整理整頓力」のようなものがあったとして(こんまりさんみたいな人が頂点なんですかね?)、どちらが秀でているでしょうか。
得意な人は勉強と意識をせずに知識を吸収しますし、苦労と思わず技術を身に着けていきます。
こんまりさんは片づけが好きで一人暮らしの大学生の友達の部屋を掃除して回ったと聞きます。それも頼み込んで。私からすると考えられないです。
でも、きっとこんまりさんからしても、人の壊れたパソコンを勝手にトラブルシュートして、パーツ交換したりする私の気持ちもわからないのかなと思います。

楽しい、好き、得意な事は行うことに疑問を持ちません。なぜなら楽しい、好き、得意だからです。

さて、学校の勉強に戻ります。

「なんで(こんな将来役にたつかわからないつまらないことを)勉強するの?」と思った人はきっと勉強が苦手だったのだと思います。
でも、そんなあなたや私がそんなことを考えている間に、勉強が楽しい、好き、得意な人は、勝手に勉強をします。
勉強が楽しいから授業も聞きますし(先生が嫌いな時は聞かないかもしれないですが、それは勉強が嫌いなわけでは無いので、勝手に内職でドリルとかをやり始めているような気がします)、勉強が好きだから授業が終わっても勝手に家で勉強しますし、勉強が得意だから自分に合った勉強方法をどんどんと身に着けていきます。

好きな事は勝手に覚えるでしょう。車が好きな人は車の車種を勝手に覚えていきますし、アイドルが好きな人はメンバーの名前どころか生年月日、血液型、誕生日などは覚えているのではないでしょうか。誰にも頼まれていないのに、勝手に、です。

そしてそんな好きで覚えたことに対して「どうやって覚えたの!?」と聞かれても「いや、まぁ、なんとなく?」と答えることが多いでしょう。勉強が好きな人は、数学の公式とかをこういった感じで勝手に覚えていきます。好きなものを覚えたり理解するときに「どうやって」という過程は飛ばされ、「覚えた」という結果だけが残ります。

こういった勉強が好き、楽しい、得意な人が世の中には結構います。
学年の上位20%くらいは全部の教科が得意(「なんで勉強するの?」と思った事が無い。得意で、普通にやっていれば先生からも親からも褒められるので、ネガティブになることが無い)
上位20-50%くらいは、苦手な教科に対して「なんで勉強するの?」と少し思う
50-80%くらいは、半分くらいの教科に対して「なんで勉強するの?」
80-100%くらいはほとんどの教科に対して「なんで勉強するの?」

私の印象としてはこんな印象です。

そして結局社会に出たら競争です。ポジションは限られています。人数制限がある以上、勝った人が上に行き、おいしい蜜を吸うことができます。

もし、「なんで勉強するの?」と勉強が苦手で意識的に取り組まないといけない方なので、勉強を軸として勝負していくのであれば、学校を卒業してからの競争相手は、「なんで勉強するの?」とそもそも思ったことが無い、勉強が好きで楽しくて得意な人との競争になります。

もし、この勝負を頑張るというのであれば覚悟が必要かなと思います。勉強が好きな人が「当たり前にできること」を苦労して身に着け、勉強が楽しい人が「少し苦労して身に着けること」をもっと苦労して身に着け、勉強が得意な人が「一生懸命身に付けること」はどう頑張っても身に付かない、そんな覚悟です。

私自身は早いタイミングで、自分の得意な事を見つけて、早いタイミングで苦労せずにできる世界に行った方が幸せなのかなと思います。

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