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日本の「余裕のなさ」と「足の引っ張り合い」

もう少しだけちゃんと書こうブームを続けてみます。また、今回は日本というものすごい大きな主語で書いてみます。

「放っておく」力: 真の余裕とは何か

私たちの日常生活は、数えきれないほどの情報や出来事、関係性に満ちています。その中で「余裕がない」と感じる瞬間が増えているのは、私たちだけではありません。仕事のプレッシャー、人間関係、情報の氾濫。現代人は日々の生活で疲弊し、心の余裕を持つことが難しくなっています。

その中で、特に顕著に感じる現象が一つあります。それは、何かが起こった際、人や事を「放っておく」ことが難しい現代社会。何がその背後にあるのでしょうか。

人間の心理: 「損をしたくない」

「他人の幸せや成功を見ると、自分が何かを損しているように感じる」。この感覚は、SNSの普及とともに増してきたように思います。InstagramやTwitter、Facebookなどのプラットフォームを通じて、知人や友人の日常や成功体験が瞬時にシェアされる時代。その結果、自分と他人を比較してしまうことが日常となっています。

しかし、一方で、多くの人が「自分が何をしたいのか、どうありたいのか」という明確なビジョンや目的を持てていない現実も浮き彫りになっています。

目的の欠如と競争の罠

日本社会は、経済的な繁栄や技術の進化を享受している一方、多くの人々が自分の本当の望みや目標を見失っています。このような状況のもとで、「足の引っ張り合い」が生まれるのも無理はありません。方向感がないと、他人の成功を自分の失敗と感じ、競争心が生まれる。その結果、他人を批判したり、嫉妬したりする負の感情が生まれることも。

真の満足感への道

しかしながら、私たちが追求すべきは他人との比較や競争ではありません。真の満足感や成功は、他人の評価や状況とは無関係に、自分自身としっかり向き合うことから生まれます。自分の価値観、夢、目標。それらに真摯に取り組み、努力することで、本当の意味での「余裕」を手に入れることができるでしょう。

結論: 自分の人生を生きる

他人との関係性も、自分を大切にし、自分の人生をしっかり生きることで、より健全なものとなります。社会全体のハーモニーを実現するための鍵は、各個人が自らの人生を真剣に生きること。それが、真の「放っておく」力を持つための第一歩ではないでしょうか。

私たちは、他人との比較から自らを解放し、自分の価値観や目的に焦点を当てることで、より豊かで充実した日常を手に入れることができる。そうした日常の中で、真の「余裕」を感じることができるのです。

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