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ネットが自由な国、日本

ネットが自由な国、日本

noteを読まれている人は比較的ITリテラシーが高い方が多いと思います。
そのため、「金盾」という言葉を知っている人も多いでしょう。

金盾って?

YouTubeの100万人以上に贈呈される盾の事ではありません。

中国の金盾(Great Firewall、グレート・ファイアウォール)は、中国政府によって実施されているインターネット検閲および監視システムの非公式な呼称です。このシステムは、中国国内のインターネット使用を制御し、政府に批判的なコンテンツ、特定の外国のウェブサイトやソーシャルメディアプラットフォーム(例えばFacebook、Twitter、YouTubeなど)、または政府が不適切または危険と見なすその他の情報へのアクセスを制限またはブロックすることを目的としています。

金盾プロジェクトは、1990年代後半に導入され始め、2000年代初頭にはその規模と技術が拡大しました。このシステムは、キーワードフィルタリング、IPアドレスのブロック、DNSの改竄、パケット検査など、複数の技術を駆使してインターネットの監視と制御を行います。これにより、中国政府はインターネット上の情報流通を厳しく管理し、社会的・政治的な安定を維持しようとしています。

簡単に言うとネット上の情報はすべて監視され、見たい情報も制限されているわけです。
検索しても出てこない言葉などもあります。

そのため、多くの中国のインターネットユーザーは、VPN(仮想プライベートネットワーク)などの技術を利用してこれらの制限を回避し、ブロックされたウェブサイトやサービスにアクセスしようと努めています。
VPNについては詳しくは触れませんが、「私は中国からのアクセスではないですよー。だから通してください―」のような形で情報を得ようとしているわけですね。

例えば日本で「江戸幕府」と検索すると江戸幕府についての様々な情報を得ることができます。
もし、ネットから「江戸幕府」という単語がなくなったら?本当はあったはずの「江戸幕府」がいつの間にか、なかったことになってしまうかもしれませんね。

そして、情報には必ずいい側面と悪い側面があります。例えば「徳川家康」。
「徳川家康」は鎖国政策で国内の平和と安定を維持しましたが、その一方で海外からの知識や文化の流入を制限したという側面もあります。
これがもし「海外からの知識や文化の流入を制限した」という情報しか検索しても出てこないような世界になったらどうでしょう?紙の書籍は出版所で検閲が入るので、「徳川家康」は鎖国をした悪い奴だということになってしまうかもしれませんね。

インターネットの制限がない数少ない国

検閲や閲覧制限についていまいちピンとこないでしょう。
私たちは実は本当に恵まれた国にいると思っています。

ネットを監視も干渉もしない国は、日本を含むたった4カ国だけ
https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/091200292/091200001/

監視干渉行為がない国は「日本、カナダ、コスタリカ、アイスランド」のみになるとのことです。

世の中には知らないほうがいいこと、制限したほうがいいこともありますが、この環境は私個人としては守っていってほしいなぁと切に思います。

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