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適応障害を包み隠さず転職したいと思った話

「適応障害」という名前を聞くと、どうしたってマイナスな印象を持ってしまうのはしょうがない。

「適応障害だったけど、気にしないで」と言って、全く気にしないで採用してくれる会社はほぼゼロと言っていいだろう。

そのためどうしても適応障害の事実を隠したくなってしまうのだけれど、今日はそんな適応障害を包み隠さず転職したいと思った理由を書いていきたい。

適応障害の経験も含めて自分だと思うから

もちろん適応障害にならないに越したことはないが、適応障害の経験を得て気づけたことがたくさんある。

たとえば、働き方について。

今までの僕は「本業+副業」でこれからの時代は生きていかないといけないと考えていた。

本やメディアの情報に毒されていたのだと思う。
もちろん副業を否定しないし、それで収入を増やせるのは一番良いだろう。

しかし本業と副業の両立の厳しさ、時間管理の難しさが適応障害の原因になった事実から、

・副業はあくまで本業に余裕が生まれてからやるもの・本業に熱中できるならそれに越したことはない・お金だけが全てではない

ということを学ぶことができた。

また上司との話しづらさ、個人プレイが求められる仕事環境も適応障害の原因だったことから、

・仕事内容よりも人間関係・個人プレイではなくチームプレイが好き・自分は話すことが好き

ということにも気づけた。

それ以外にも学びはたくさんあるが、いずれも「適応障害」という痛みを伴ったからこそ、学べたのは事実だ。

適応障害になったからこそ気づけた部分がある

適応障害によって学んだのは働き方の部分だけじゃない。

両親のあたたかさ、先生の優しさ、そして適応障害に苦しんでいる人の辛さ。

適応障害の事実とともに気づけた部分はたくさんある。
もしも適応障害を否定してしまったら、この気づきも否定してしまうような気がするのだ。

だからこそ、隠さず、前向きに転職をしたい。

適応障害を受け入れられない会社なんて底が知れてる

しかし現実は厳しいだろう。

適応障害という言葉だけでアレルギー反応を示してしまう会社やリスクを考えて採用してくれない会社がほとんどだと思う。

でも、そんな会社はこちらから願い下げだ。

自分も会社員として会社の利益を追求する以上は、「ここでなら自分を全て捧げたい」と思う場所にいたい。

だからこそ、口ではダイバーシティだのなんだの言っていて、それを実現していない会社なんて自分が働きたくない。

そんなに自分は強くないのだけれど、それくらいの気持ちを持って適応障害を誇りに持って、転職活動を進めたい。

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