なぜ部下がイラついているのか説明したい⑥

解決すべき課題が、「仕事の中」の課題解決ではなく、上司に報告する必要があるというような「人の中」にある場合、無駄な会議に人を巻き込むのはやめていただきたい。

災害時や天災時の納期の問題があります。もちろん納期は守っていただきたいですが、間には輸送会社があり、通行止めなどの避けられない問題があり、「その時どうするか?」は平時から考えておかなければならない大事な問題です。突き詰めていけば、いくつかの課題にぶつかります。その課題に対する対応策を作る必要があります。

私の直属のヒメ上司を含め、さらに上のボス上司からそんな会議に招集されました。正確には「そういうことを話し合うんだろうなと思っていた会議」です。。

しかし、課題認識が甘いというか、課題が見えないというか。

すぐに気が付きました。ボス上司は「仕事の課題」を解決しようとは思っていないんですね。ボス上司の「自分の課題」を解決するための会議だったんです。つまり、ボス上司はさらに上の役員(キレ役員)から、「納期の件の課題は認識しているのか!」みたいなことを言われているんですね。でも、ボス上司にはそもそもの課題意識がないので、会議を開いて、「こんなにも現場と話し合った」という報告がしたいのです。さらに言えば、その報告の見栄えが良くなるように、まとめた表やチャートを提出したいんですね。

課題意識を持たない上司は罪です。その人を任命した役員も同罪です。

そういう会議には出たくないし、そのために発生する仕事には関わりたくない。仕事の課題を解決しないから。

でも、「上司の課題を解決することが仕事」というように認識しているヒメ上司はせっせと表を作り始める。…逃げ出したい。

今日はここまで。