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オンラインサロンは詐欺か?宗教か?

こんにちは、キラです。

今回は、最近もよく話題になってる、オンラインサロンの話です。


「オンラインサロンは詐欺?宗教?」などの疑問が未だによく出ているので、これに思うところを書いてみます。


結論から言えば、定義をシンプルに考えれば

オンラインサロンは詐欺?→NO

オンラインサロンは宗教?→YES

です。

オンラインサロンは詐欺…ではない

「オンラインサロンは詐欺か?」については、

(もちろん各サロンにもよるけど)基本的にはNOです。


例えば有名な「西野亮廣エンタメ研究所」というサロン。

紹介ページに「何を提供して、値段はいくらなのか」が明記されていて、それをキチンと提供しているので、これは当然「詐欺」には当たらないと。


オンラインサロンが詐欺だと言われる時、殆どの場合は「読んだ本が予想と違った」というものに近いんです。

情報や知識が売り物の場合、期待値との差が生まれてしまうのはしょうがないわけです。

けれどそれは「詐欺」の定義には当てはまりにくいですよね。


なので「オンラインサロンは詐欺か?」は基本的にNOです。

オンラインサロンが詐欺になる場合

"基本的に"という理由は

・主催者の経歴詐称

・紹介ページに明記された価値提供が無い

場合などは、例外として詐欺といえるためです。


例えば、過去に問題になった某インフルエンサーのサロンや、某投資家のサロンは、主催者の経歴や実績に詐称がありました。これは詐欺。

オンラインサロンは宗教。

オンラインサロンは宗教か?については「YES」です。

というか、現代売られているモノ/コトで「宗教」じゃないものなんてほぼ存在しません。


付加価値の正体は殆どの場合「情報」で、目に見えない幻想を社会で共有することで生まれるものです。

ブランドとかはその最たるもの。


「あなたの財布にある紙切れや金属がいろんなものと交換できる理由は?」

「あなたが東大卒を無条件で賢いと感じてしまう理由は?」

「あなたが『同じ高校だった』という理由だけでその人を友達承認した理由は?」

これらは全て「共同幻想」で、オンラインサロンも宗教もその一形態です。


お金も国家も会社も、人間社会の価値の多くは、形の存在しない「共同幻想」。

宗教もオンラインサロンも同様。どこに価値を感じ何にお金を払うかは各自の自由。


オンラインサロンは宗教!と批判する人でも、何かの宗教を信じています

お賽銭を投げお守りを買い、お墓参りもする。お地蔵さんは蹴飛ばせませんよね。

無宗教の人なんか、ほぼいません。

(日本人で「無宗教」をのたまう人でも、その多くは浄土真宗系の仏教と神道のミックス信仰です)

宗教そのものが悪いわけじゃない

エネルギーあるコミュニティは基本的に宗教化しやすく、それ自体が悪いのではなく、

「カルト化して、結果的に社会や弱者にダメージを与える宗教は悪い」わけです。


西野サロンに関しては、お金無い若者にも失業保険使ってプペらせまくる「喜捨」をさせてるのはアカン、と僕も思いますw

(※喜捨=宗教などで、「お金という汚れを捨てるために、寄付しなさい」と「喜んでお金を捨てる」という行為や概念のこと)

単純化されすぎた世界観は危険

あと西野サロンのヤバい参加者に思うのは、『プペル』のストーリーよろしく「夢を持つのが絶対善!夢を否定するのは絶対悪!」という単純すぎる世界観は危ないよ、ということですね。

複雑な世界を「善と悪」に分け「自分たちは善!」と行動を過激化させるのは、カルトもMLMも大企業も使うやべえ方法。


カルトもマルチ商法も大企業もこの世界観を使う理由は、「儲かるから」なんですよね。

カルトやマルチ商法が積極的に勧誘をさせる最大の理由は、勧誘そのものではなく「会員の孤立」です。

他の居場所をなくして、より依存させるため。


幻想を作り、そこに依存させるやりかたは儲かります。

世の中「夢の国」と称する場所で何時間も並ばせ高いグッズ買わせたり、

フワフワに可愛く焼き上げた小麦の塊を女子大生の口にブチ込んだり、

板とネジの組み合わせを「北欧家具」と言って売るのが大変儲かるわけですね。

全て幻想ですね。


なので、まとめると「オンラインサロンは宗教か?」に関してはYESなんだけど、「詐欺」はちょっと言い過ぎかなと。

そして「宗教自体はいいけど、ヤバいカルトにならんようにね」という感じです。


ビジネスモデルとしては大変優秀なので、ぜひ参考にしましょう。

僕もしてます。


共同幻想については『サピエンス全史』

宗教については『完全教祖マニュアル』

カルトやテロについては『テロール教授の怪しい授業』とかが、


読んでて面白いしわかりやすいと思いました。

とりあえずおわり。


読んでくださってありがとうございます。

明日も、よい人生とよい旅を!


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