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体の健康を目指すなら、まず心から

私には甲状腺機能低下症(別名橋本病)という持病があります。

定期的に検査をして薬を飲んでいれば「理論的には」日常生活が送れると言われているのですが、実情は体のあちこちに不具合が出て、漢方薬をはじめとしたサポートが欠かせません。

健康を取り戻そうと本を読んだりサプリを飲んだり、私なりに色々試している中で感じたのは、タイトルにも書いた「体の健康を目指すなら、まず心から」ということです。

具体的には
・原因ときちんと向き合う
・病気になるような生き方を変える
ということ。

このプロセスを踏まないで薬やテクニックで解決しようとしても、期待した効果が出にくかったり、多少良くなっても再発する可能性が高いと思っています。

そもそも論

中医学やメディカルハーブを習うと、薬効や使い方の説明の前に必ず「食事・睡眠・運動」という基礎的な養生の大切さが出てきて、人間がもともと持っている恒常性(ホメオスタシス)の維持によって健康を保つという話がされます。

何の薬を飲んだらいいか、何を食べたらいいかという前に、
・ベースとなる日常生活を立て直すこと。
・体に悪いことをしていたら直すこと。
・知識がないなら学ぶこと。

ピラミッドの一番下がグラグラしていたら、上をいくら丈夫に作っても崩れてしまうのと同じです。

そして最も大切なのが意思、心の部分です。

元の自分を変えずに楽して治そうとしないこと

病気になったということは、自分の心や体に何かしらの負荷がかかっていて、自分の恒常性で治せない限界まで行ってしまったということです。

元の体質や遺伝に加え、働きすぎ、飲み過ぎ、ストレス過多など、体を痛めるような環境や習慣が重なることで未病から病気に進んだと考えれば、元の自分を変えることは必須と言えます。

原因ときちんと向き合う

原因とは表面的な「飲み過ぎ」や「過労」だけではなくて、もっとその奥の「飲まずにはいられない不安や寂しさ」「食事に対しての意識の低さ」「経済的な負担を一人で支えなければいけない環境」「頼まれたら断れない意志の弱さ」などです。

直視したくないことも多いと思いますが、向き合って受け入れてください。

私も最初はかなり抵抗がありました。

会社のために生きてるわけじゃないのに、働けなくなったら私の価値なんてゼロじゃんと思って離れられなかったり、生活のために同じようなブラック企業を何度も選んでしまったり… 要は自信がなかったんです。身を削って価値を提供しなければ世の中に必要とされないと思ってたんですね…随分長い間続けてしまったけど、病気になることで気がつけてよかったです。

病気になるような生き方を変える

生き方は急には変えられないので、少しずつ生活習慣や考え方を変えるようにします。「自分を大切にする」「ありのままの自分に自信を持つ」「本当に嫌なことは断る」など、「原因」から見えてきたことを指針にすれば何をしてもブレません。

これはやったほうがいいな
この習慣はやめたほうがいいな
もっと勉強したほうがいいな

というのが自然にわかってくるようになります。

メンタルの補強は読書で。精神科医や自己啓発の本を読むことで、新たな発見があったり知識がついたりするので、合いそうなものを何冊も読んでみてください。私が一番影響を受けたのはベタですが『嫌われる勇気』。初めて読んだ時はショックでしたが、今は内容に納得できます。


もし心がうんと弱っている場合は正常な判断ができないので、まずは心を休めてください。大きな公園とか海とか、自然が多い場所に行くのはおすすめです。心の不調に効く漢方薬もいくつもあります。

心が整ったら体の治療と並行して
・原因ときちんと向き合う
・病気になるような生き方を変える
をやってみてください。

私自身もまだ道半ばですけど、以前よりずっと前向きに病気と向き合えています。

お互い頑張りましょー!!(^o^)/ 

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