学校に行きたくなかった話➁
10日間くらい、学校に行けなかったと思います。
ある日、私が校門まで送ってあげるから行ってみようと話し、渋々の娘を連れて校門まで行きました。校門まで行ったら、6年生の子たちがあいさつ運動をしており、娘を優しく教室まで連れて行ってくれてとりあえず行くことができました。
現実問題として、私も仕事を休んだり、次女の幼稚園への送り迎えなど、色々問題も起きてました。娘のペースを考えつつも、できることなら長期化を避けたい気持ちもありました。
家ではなるべくリラックスして過ごせるようにして、次の日の学校のことなどはあまり話さないようにしてました。娘の表情や態度から、私が言わなくても色々考えてるのを感じてました。
その日から、朝7時過ぎに娘と家を出て学校に送り届け、急いで帰って下の子を起こして(それまで寝てる(;'∀'))支度させて幼稚園に送り届け、急いで仕事に行くという生活が長く続きました。日によっては行きたくないと暴れることも、行き道で走って逃げかえってしまったこともありました。
車で送ってしまえば楽なのですが、みんなが登校している中を自分も同じように歩いて登校することに慣れないと、いつまでも自分で行けるようにならないと思い、私は帰りのために自転車を押しながら一緒に歩いて行っていました。学校が遠いのも良くなかったなぁ、行く気で出かけても途中でやっぱり帰りたくなるし。
先生がうちの子にとって怖いのは変わりなかったのですが、ほかの子たちはだんだんと適応してきているように思え、また迷うところでした。あれくらいガツンと言ってくれていい!と言うお母さんもいました。
気の合う友達が一人でもできれば、という思いもあり、放課後近所でクラスの子たちがよく遊んでいる場所に何度か連れて行きました。(うちからは少し遠かったので車で)他のお母さんたちにも学校のこと、先生のことを伺ってみると、先生が怖いとはみんな言っているけれど、怒られてもそこまで堪えない子、休み時間や放課後のこの遊びの時間があるからなんとかやっている子、など色々でした。結局うちの子は放課後そこで遊ぶことにはそこまで馴染めず、その後は行かなくなりました。
その頃には、私が朝校門まで送れば、何とか行けるようにはなっていました。
でも、ある朝どうしても行きたくないと娘が言うので、上司に電話しました。とても理解があって、日ごろから私の話をよく聞いてもらっていて、そういう時は言ってくれたらいいよと言って下さっていました。
相談したところ、「じゃあ今日はママの仕事してるところを見学しにきたらどう?お仕事がんばってるところ見るのは、いい体験だと思うよ」と上司。ちょっとびっくりしましたが、娘に話してみると、行ってみたいというので、本当に連れて行きました。帰りには、見られてよかった、ママがんばってた😊と。
次の日は学校に行くことができました。頭痛は、いつの間にかほとんど起こらなくなってきていました。
続く(長い...)
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