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学童を卒業する #15

学童をいつやめるのか、なかなか難しい決断でした。
小学生になると日中は学校に行っており、学校から帰ってくるのも通常は15時や16時頃。中高学年になると、帰宅後、親が仕事から帰ってくるまで、自分で時間を過ごして待つことができるようになります。

ただ、問題は長期休暇でした。
春休み、夏休み、冬休み。小学生になると学校がない長期休暇があります。夕方の短い時間であれば留守番しながら宿題などで時間を過ごすことができたとしても、長期休暇中は朝から夕方まで留守番になります。さらにはそれが1日や2日ではなく、数週間~1か月以上も続く。共働き家庭にとってはこの長期休暇が悩みの種になります。

仕事を休業しているこの1年は、上の子に関しては学童は不要だと思っていました。ただ、仕事復帰した後のことを考えると、本当にやめてしまっても大丈夫だろうかという心配がよぎります。学童も、一度やめてしまうと枠がなくなってしまうので、都合よく再度通えるとは限りません。
また、1年生から通い続けている学童は子どもの憩いの場ともなっており、塾や習い事ではないのんびりできる居場所として、子どもにとっても必要な場なのかもしれない、という思いもありました。

しかし。我が家がお世話になっている学童は民間の学童のため、週2回だけであってもなかなかの金額であり、休業中で無給の身としては、安心材料ということだけで続けているわけにもいかない状況でした。

そして、ついに上の子は学童を卒業することにしました。
直前まで悩みに悩みましたが、少し前から通い始めた塾の夏期講習の日程を見る限り、夏休みに時間をもてあそぶことはなさそうな感じです。
また、休業中のやりたいことリストに、「子どもとの夏休み」というのもあげていました。仕事をしていると、夏休みは終日学童に行っており、子どもとの時間はいつもとあまり変わりません。よくSNSなどで、「夏休み中、子どもがずっと家にいて、どこかに連れて行ったり、お昼ごはんを作ったりが大変!」などのコメントを見かけて、「大変そうだなぁ」と思いつつ、どこかそういった夏休みを過ごしてみたい、といった憧れもありました。

自己啓発の休業のため、子どもたちが夏休みといえども勉強もしなければいけない我が身の状況もあります。だけども、もしかしたら、こうやってべったりと子どもと夏を過ごす機会はこの1年だけかもしれない。そうも思いました。

おそらく、「やっぱり大変だった・・・」といったことを実感することになるのだろうなと思いつつ、そういったことも経験したい!と思い、夏休み前に学童を卒業することにしました。

とはいえ、下の子は仕事復帰後にも学童が必要であるため、継続しています。下の子は、学校以上に学童の方が楽しそうなこともあり、心の癒しとしても学童の存在は大きいです。

上の子は残り半月ほどで学童が終わってしまい、今も週2回しか通っていないため、少し寂しそうではありますが、これも成長のステップ。
最近思うのは、習い事もそうですが、始めるよりも終わりを決める方が難しいということ。仕事もそうだなぁと感じます。
学校のように「卒業」が決まっていると自動的にみんな終わりがくるのですが、終わりがないものを自分で終わりにする、私はこの決断がスパッとできないタイプのようです。あれやこれやと迷いながらも決断できずに安心をとって続けてしまうので、よくいえば持続力や粘り強さがあるともいえるでしょうが、どこかで区切りをつけて次なる世界に飛び込む勇気や決断力をもちたい!と思うこの頃です。