親子旅①～おうまさんに乗ってみた～

『子どもたちにリアルな体験を』
という夫の信条のもと
車を船に乗せ、海を渡った私たち。
まず、乗馬。
子どもたちは馬を優しくなでながら
物おじせず背に乗せてもらう。
凛とした娘の姿に親ばかが発動し
同じ写真が何枚もある状態に。
4歳の娘も乗せてもらうが足がまったく届かない。
その様子にキュン……となり、またもや親ばか発動。

ついに迎えた私の番。
最近、中世ロマンスのマンガにハマっており
旅行の予定決めで乗馬プランが出たときから
ソワソワしていたのだ。
領主様も騎士もお姫様も勇ましく馬で駆け抜ける。
私もカッコよく馬に乗ってみたい……！
子どもたちは、母が内心それほどまでに
楽しみにしていたとは知らなかっただろう。
スラリとしたサラブレットに乗せてもらう。
『馬の背って結構揺れるのね』
多くの作品で目撃した令嬢のセリフが
スラリとでてくる高揚感に
テンションぶち上げ状態。

車の無い時代は、お馬さんを何十頭と連れ
戦場を駆け回っていたと思うと
馬の背から見る高い視線になんとも言えない感慨がある。
素人の私たちをパカラッパカラッと
決して振り落とさず乗せてくれるサラブレット。
一言も文句を言わず懸命に働いていてくれて、涙が出る。
「なんでこんなやつ乗せなきゃいけないんだ。
いくらニンジン代を稼ぐためとはいえ……」
くらい思っていてもおかしくないのにwww

子どもの体験値をあげるための乗馬だったけれど
一番楽しんだのは私や夫だったかもしれない。
子どもたちのおかげで私たちも
『やってみよう』がたくさん湧き出てくる。

チーム一丸となって楽しもう。
次は何を見に行く！？

たぶん続く