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ピンチの時、飲食店、クリエイターがネットで売れるものはこんなにある | VSコロナ

先週公開した記事では、「初めてネットでお金を作る人のためのサービス紹介」として、ネット上にお店をつくったり、お金を集めたりするサービスがいろいろあるということを書きました。いままでチャレンジしていなかった人も、ちょっとイメージが湧いてきたんじゃないでしょうか。

でも、いざネットでお金をつくろうとしても「売るものがない」「これでいいのか不安」という気持ちもあるんじゃないでしょうか。そこで今回は、主にネットで売れるいろんなものを例と一緒に紹介します。ネットで売れるのはモノだけではないんです。「それなら用意できるかも」とお金をつくるアイディアが浮かぶのがゴールです。

ここで紹介するのは不用品などではなく、飲食店、クリエイター、専門職の方が売れるモノとしています。ネットショップやクラウドファンディングのお返しにしてみてください。
(さ、ネットにお強いみなさんはそっと画面をお閉じください・・・)

じゃ、ネットで売れるものの紹介にいきます。

いつもは売らないモノ

いつもはお店で商品を選んでもらっている、いつもは完成した作品を展示して売っている。その「いつも」が叶えられなければ、いつもと違う形で売ってもいいんです。

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地域の宿泊施設で余った食材・食品を売る「TASTE LOCAL」より引用

つめあわせ
食べ物、本、アクセサリー、お洋服。選びに来てもらえないなら、つめあわせにして売って見ましょう。袋いっぱいのアクセサリー、箱いっぱいのパンなど、サプライズを楽しんでもらえます。
素材のままでも
余ってしまった給食用の食べ物を売っているところがあるように、商品化が止まってしまった場合は素材を売ってみませんか?お洋服なら手芸に、食材ならお料理に、作り方もいっしょに送ると親切ですね。
ラフスケッチ
油絵の大きな絵画は実際に見てもらわないと売れないかもしれないけれど、ポストカード大のラフスケッチだったらネットで売れるかも。アートやクリエイティブの場合は、思い切ってスケールダウンしてみるとネットへの抵抗感がなくなるかもしれません。

何かをしてあげる「券」

小さな頃肩たたき券をプレゼントしたこと、誰でもあるんじゃないでしょうか。大人になってもういちど、「何かをしてあげる券」を売ってみませんか。

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一万円選書が話題で抽選販売している北海道の「いわた書店」より引用

教えてあげる
語学、レシピ、手芸の作り方、いつも売っている作品や商品の作り方を教えてもらえる権利をを売ることができます。「でも写真がない・・・」と諦めないで。手作りの券を写真に撮るのでも、イラストでも、関係のあるなにかの写真だけでも大丈夫です。
コミュニケーションしてあげる
なにかを作る仕事でなくても「券」を作れます。絵本のよみきかせ、お家でできるリハビリガイド、お話し相手、いつものお仕事を券にできませんか?
選んであげる
人よりかなり好きなものはありませんか?例えば本、レコード、映画、スイーツ、ファッションなど。希望を聞いて選んであげることも「券」にできます。

いまお店に来てもらえなくても


飲食店を閉めなくてはいけなくなってしまったら、思いきってお店にこれなくても買えるものを売ってみましょう。なじみのお店は応援したいものです。

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「オーブンにサイン記入権」を用意しているクラウドファンディングプロジェクトより引用

勝手にボトルキープ
購入されたらお店でボトルに名前を書いて、写真を送ってくれたらもっと嬉しいかも。
勝手にお店にお名前クレジット
お祭りの提灯みたいなものです。応援の気持ちでお金を払ってもらい、お店の目立つところにクレジットしてあげましょう。お店に飾られたらまた行けるのが楽しみになりそうです。
勝手に専用シートをご用意
お店を再開したらまっさきに専用席を用意してくれる権利などはどうでしょう。

*6ヶ月以上先に実施する前売り券を1000万円を超える額売る可能性がある場合は、資金決済法をチェックしてください(2020年4月22日追記)


ネットで話して、実際におくる

いつもは対面で話しながらモノを売ったりサービスを売っている人は、コミュニケーションだけネット上でやってみることができます。例えば、ビデオ通話で顔を見て似顔絵を描くなどです。

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イラストレーターのウィスット・ポンニミットさんとSUNDAY ISSUEがオンラインで行った似顔絵プロジェクトMyday Portrait 2013より引用(現在は終了しています)

イラストや似顔絵など
ビデオ通話でお顔を見せてもらって、実際に描きあがったものを送るのはどうですか?ネットショップには、「似顔絵1回」という商品をのせればOKです。おうちだからペットや赤ちゃんなど幅が広がるかも。
お話ししておすすめを選んであげる
本やワイン、時には食器やお花など、お話しした印象で選んでもらえたら嬉しいものもあります。オンラインで話して希望を聞いて選んだ商品を送って見るのはどうでしょう。
お店からビデオ通話をして選ぶのを手伝う
小規模のお店であればお店からビデオ通話をして実際の質感や大きさなどを紹介したり、お客さまの顔やスタイルを見て一緒に選ぶのはどうでしょう。家やクローゼットの中身を見ることができたら、いつもより深いおすすめができそうです。

ネット上の配信をきっかけに

エンターテイメントを仕事にしている人は、それを見る権利を売ることもできます。過去に作ったものでも、リアルタイムで配信するのもよいでしょう。
*Youtubeなどの動画プラットフォームでは視聴権を売ることを禁止しています。見た後の「お気持ち」でグッズを買ってもらったり、配信をきっかけに活動を知ってもらい、お気持ちを寄付してもらう形を取るのが良さそうです。お金をもらうのを目的とした配信サイトもあります。(2022年4月22日編集・追記)

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オンライン通話劇をYoutubeLiveで生配信している劇団ロロのnoteより引用

ダンスや歌
家から配信できるなら、課金ができる配信プラットフォームを使ってショーを売ってみましょう。*
オンラインを生かした演劇など
舞台のかわりにオンラインでできるように再編した演劇を公開している人たちもいます。この配信をきっかけに心が動いたら、グッズを買ってもらったり寄付してもらうことができます。*
過去の作品を公開
映像作品や音楽作品など、今までに作ったけれど公開されていないものを売るのもよいでしょう。今ならお家で楽しんでもらえる時間もたっぷりありそうです。この場合は音楽や映像作品のデータをネットショップで売るのが良さそうです。*

*Youtubeなど一部プラットフォームで視聴権を販売することを禁止していることをご指摘いただき、一部を改変、追記いたしました。

さいごに

今までとは全くちがう状況でお金を作るのは本当に大変なことだとおもいます。「いろいろあるのはわかったけど、こんな自分でも売れるのかな」と不安なひともいるでしょう。もしも何かチャレンジしてみたいものが見つかったら、身近な人に聞いてみてください。アドバイスがあれば聞き入れて、「それなら欲しい!」と言ってもらえたら、それがネットでそれを売るときです。

このnoteは、私が仕事の合間に個人的に書いたものを無料で公開しています。必要な人に届くようシェアしてもらえたらうれしいです。

どこで売ればいいの?という方は、こちらをどうぞ。



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