[コラム4-1] マウンティングは優越コンプレックスの裏返し

「マウンティング女子」というのが流行っているらしい。「私の方が格が上」ということを、様々な方法で相手に知らせようとする行動だ。

「マウンティング女子の心理特徴6つと上手に付き合う対処法」という記事を読むと、マウンティングにはいろいろなパターンがあるらしい。こんな感じだ。

・人にアドバイスをしたがるカウンセラー型
・自分に自信たっぷりなプロデューサー型
・「私って全然可愛くないし…」と言いつつ自慢する自虐型タイプ
・自分が会話の中心じゃないと気が済まないタイプ
・思った事はそのまま言う自称サバサバ系タイプ
・誰も得をしない自称毒舌系マウンティング

マウンティング女子の心理特徴8つと上手に付き合う対処法

マウンティングは、女子だけでなく男子にもあって、「マウンティング男子」と呼ばれているらしい。

「女子より深刻…！ 飲食店で見かける「マウンティング男子」の切なさ」という記事を読むと、マウンティング男子の方が、マウンティング女子よりも格段にわかりやすい。

女子より深刻…！ 飲食店で見かける「マウンティング男子」の切なさ | citrus（シトラス）

要するに、「オレの方が知識がある」とか「オレの方が年収が高い」とか「オレの方が趣味がいい」と言い張るわけだ。上であげたマウンティング女子の複雑な行動パターンと比較すると、単純でわかりやすいね。

さてこの「マウンティング」は、アドラー心理学で言うところの「優越コンプレックス（superiority complex）」ですね。そして、優越コンプレックスは「劣等コンプレックスの裏返し」となっております。つまりマウンティングする人は、自分の劣等コンプレックスに悩んでいて、それをなんとかしようと思ってマウンティングをしてしまうというわけです。

そう思って、マウンティング女子やマウンティング男子を見ると「まあ色々大変だけどがんばっていきましょうよ」と声をかけてあげたくなってしまうのですね。