(088) Zoomによるオンラインワークショップの可能性:アドラー心理学オンラインワークショップの企画
2020年10月31日(土)
『世界一わかりやすい教える技術』の新装発売記念してZoomセミナーを企画しました。11月8日(日)と11月19日(木)の15時に開きます。
このZoomセミナーの反応がわりと良くて、現在30人が申し込みをしてくれています。こういう感じで気軽に研究の入り口に来てくれるといいですね。その何割かは研究の世界に入ってくれそうな気がします。Zoomセミナーはその気軽さがいいのでしょう。
これに気を良くして、今度「アドラー心理学オンラインワークショップ」を企画しようかと思っています。
一般的なZoomセミナーは、講演と質疑応答が中心です。これに対して、オンラインワークショップでは、「やってみる/試してみる」というアクティビティを中心に組んでみたいと思います。で、そこに理論的な裏付けを解説するという仕組みです。
名前も顔もわからない状況で話をする
ポイントは安全にワークを行うための工夫です。ブレイクアウトルームを使ったグループワークを中心にアクティビティを組んでいくことになりますが、そこではニックネームを使い、顔出しもしないというルールでやってみようかと思っています。名前も顔もわからない状況で話をすることで、安全に自己開示ができるかもしれません。
ワークショップのテーマとしては次のようなものを取り上げようと考えています。これもアドラー心理学の枠組みです。
(1) 家庭の問題(ファーストプレイス)
・子どもとうまくいかない
・パートナーとうまくいかない
・親族とうまくいかない
(2) 仕事/勉強の問題(セカンドプレイス)
・仕事/勉強がつまらない
・上司や同僚とうまくいかない
(3) 交友の問題(サードプレイス)
・友だちがいない
・1人で楽しむことができない
(4) 自己の問題
・イライラする
・自信がないし、不安である
・幸せじゃない
(5) 世界の問題
・居場所がない
・世界が間違っている
こうした問題を取り上げて、アドラー心理学の理論を援用しながらワークを進めていくという企画です。
2021年度の放送大学の面接授業もZoom開催の方向で進んでいるようですので、このオンラインワークショップでの知見が活かせるといいなと思っています。
ここから先は
ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。