葛藤場面でいろいろな対処行動を試すことができます。そして、その結末から学んでいきます。(ライフスタイル論#11)
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。今回は「ライフスタイル」についての11回目です。
前回は、コーヒーを頼んだのにカフェオレが来てしまったという「葛藤(かっとう) Conflict」場面を取り上げました。そこでどのような判断をして行動するかということが私たちのライフスタイルの表現なのです。
そうしたライフスタイルは決まり切った固定的なものではなく、その状況によって決断と行動がダイナミックに変わってくるものです。たとえば、店員さんが若い人かベテランか、店がフォーマルかカジュアルか、同席の友だちがどれくらい親しいかなど。
こうした条件によってその「場」がダイナミックに構成されます。私たちはそのように構成されたダイナミックな「場」の中で、自分のライフスタイルを使って、どのように決断しどのように行動するかを決めているのです。
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