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ファーストコンタクト・ライブラリ

2017年から継続して書いているマガジン「ちはるのファーストコンタクト」からテーマに沿った記事を編集して公開します。テーマは、アドラー心理学、教える技術、おとなの研究生活、そのほ…
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2022年5月の記事一覧

[5月の編集後記] “おとなの学び”から”おとなの遊び”へ

月末はこのように「編集後記」という形で書いています。 “おとなの学び”から”おとなの遊び”へ「おとなの学び」のシリーズで月1回編集してきました。8回続けたところでネタが尽きてきた感じになったので、「おとなの遊び」というテーマに変えました。しかし、このテーマで書きためたものは、分量としてはあまりないのです。あらためて、「遊び」とか「趣味」とか「個人的な楽しみ」について書くということが難しいということがわかりました。 学ぶための心がけとか方法については書くことがたくさんあるの

035 [おとなの研究] リサーチクエスチョンの立て方

研究の中心にあるのが、研究上の問い「リサーチクエスチョン」です。研究する対象をテーマとして決め、さらに細かいトピックまで絞り込んだら、リサーチクエスチョンを立てるステップになります。リサーチクエスチョンはトピックをどのような角度で切り込んでいくかということにあたります。ですので、同じトピックを扱っていてもいくつものリサーチクエスチョンが立てられるのです。今回はリサーチクエスチョンの立て方について説明します。 リサーチクエスチョンの前にクリニカルクエスチョンを立てるリサーチク

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034 [アドラー心理学] アドラー心理学を21世紀にどう位置づけるか:その良さと独自性

前回は、アドラー心理学の理論的な枠組みについて書きました。今回はその後半として、アドラー心理学のキー概念と独自の治療技法について説明します。そしてアドラー心理学が現代の私たちにどのような意味を持ち、どのように役立つかについて書きたいと思います。 アドラー心理学の3つのキー概念理論の有用性は、簡潔性と予測性の2つの軸で評価することができます。科学の理論であっても、個人的なプライベート理論であっても、それが単純であれば、適用範囲が広くなりますし、さらに良く当たるものであれば便利

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033 [教える技術] スライドからマップへ

授業や研修、また講演でスライドを提示しながら進める人は多いでしょう。今回は、スライドを提示しながら話をすることの効用について紹介したあと、スライドをマインドマップ形式に変更することでどのような効果が生まれたのかということについてお話しします。 スライドを作って話をしよう挨拶などの短いスピーチではスライドを使う必要はありません。しかし、それ以上の長さのなんらかの構造を持った話をする場合は、可能な限りスライドを使うことをお勧めします。スライドには次のような効用があります。 1

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032 [おとなの遊び] 遊ぶように生きる

「遊ぶように生きる」本のサインをしているときに「何か一言入れてください」と言われたので、思いついた言葉が、 「遊ぶように生きる」 だった。 本当に遊ぶように生きることができたら楽しいだろう。つらいことも、苦しいことも、その次のどんでん返しのための伏線なんだ。すべてが遊びを盛り上げ、楽しくするための仕掛けなんだと思って生きる。 遊びや趣味を大切に取り扱う遊びや趣味を大切に取り扱うということは、具体的には、遊びや趣味の「優先順位」を上げることになるのだろうと思います。遊び

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