マガジンのカバー画像

ファーストコンタクト・ライブラリ

2017年から継続して書いているマガジン「ちはるのファーストコンタクト」からテーマに沿った記事を編集して公開します。テーマは、アドラー心理学、教える技術、おとなの研究生活、そのほ…
月に2本以上読むのであれば、月額購読の方がお得です。
¥300 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2022年3月の記事一覧

[3月の編集後記] 飛行機よりも鉄道を使うことが多くなってきた

「ファーストコンタクト・ライブラリ」は週一で役に立つ記事を編集してお届けしています。ぜひご購読ください。話題は、[教える技術]、[アドラー心理学]、[おとなの研究]、[おとなの学び]、[人生を楽しむ]などです。月300円で、初月は無料です。 月末はこのように「編集後記」という形で書いています。今月は、次のような記事を編集して公開しました。 2022年3月のライブラリ記事飛行機よりも鉄道を使うことが多くなってきたさて、コロナ感染者数はなかなか減り切らない状況が続いていますけ

【号外】Slackコミュニティに登録ください

2022年3月28日(月) マガジン購読者のための「Slackコミュニティ」を作っています。Slackを使ったことがある人も多いと思います。チャットにも使えますし、BBSのように議論にも使えますし、メーリングリストのようにメッセージを流すこともできる柔軟なシステムです。 このSlackを使って、記事になる前のつぶやきを流していこうかなと思っています。それをきっかけにしてメッセージによる交流ができるといいなと思います。 トピックとしては、次のようなものを書いていくつもりで

027 [おとなの研究] S-C-Qモデルで研究の導入部を書く

研究論文に限らず、どんな文章でもその書き出しが大切です。すべての読者はまず文章の書き出しの部分を読んで、その先を読むかどうかを決めるからです。書き出しで、文章全体の意図を伝えることに失敗すると、そのあとどんなに素晴らしいことが書いてあっても読まれずに終わってしまいます。 それほど重要な書き出しの部分は「導入 Introduction」と呼ばれています。導入には「はじめに」や「まえがき」、「序論」といった見出しが付けられています。今回は、文章の導入部分の書き方について実例を挙

¥150

026 [アドラー心理学] 感情にはいつでも目的がある

今回は、感情を取り上げます。まず現代心理学における感情の捉え方を説明したあとで、アドラー心理学では感情をどのようにとらえ、どのように対処しようとするのかについて説明したいと思います。ネガティブな感情が人のウェルネスを壊していくことが社会的な問題となっています。これに対してどのように対処していけばいいのかについてアドラー心理学はヒントを与えてくれるでしょう。 ・感情の問題を考えるときスタートレックに出てくる冷静なバルカン人を思い出します現代ほど感情の問題が重要になっている時代

¥150

025 [教える技術] すべての学習は文脈の学習に向かう:ベイトソンの「学習の型」

技能を運動技能、認知技能、態度技能に分類すると、それぞれを教えるためには心理学理論の土台があります。それは、運動技能には行動分析学、認知技能には認知心理学、態度技能には自己調整スキルと社会情動的スキルに関する心理学的研究(これには何か適切な名称がつけられるでしょう)です。 21世紀には、とりわけ態度技能の研究が進んでいくでしょう。しかしその萌芽的な研究は20世紀後半にはすでに提示されていました。今回は、グレゴリー・ベイトソン(1904-1980)の「学習の型」という考え方を

¥150

024 [おとなの学び] 書くことによって(だけ)考える力は伸ばせる

以前 “002 [おとなの学び] おとながおとなであるために「書く」” という記事をリリースしました。話したり、書いたりするのはただそれだけではなく、話したり、書いたりすることによって自分の人生に意味を与えているということにほかなりません。 人生の意味などと大きなことを言わなくても、書くことは考える力を確実に伸ばします。考える力を伸ばすためには、他の人と話し合ったり、議論することも有効です。しかし、人間の情報処理能力の限界のせいで、議論が論理的に進んでいるかどうかはその場で

¥150