ホロライブ現地イベントのお弁当は「ぼったくり」「高い」のか?会計学・商学の視点から考察してみた!
みなさんこんばんは。
今回はタイトルの通り、商学および会計学に関する検証記事です。
拙くはありますが、分かりやすく構成した(つもりな)ので安心してご覧ください。
なお、先述の学問について筆者は浅学菲才であるため、未熟な記事になってしまうかもしれません。ご容赦いただけますと幸いです。
また、当記事についての感想はもちろん、異論やご意見、ご質問なども大歓迎でございます。
*当記事は加筆修正を行う場合がございます。
はじめに
ホロライブの現地イベントが行われる際、必ずといっていいほど下記のようなフードメニューの販売がありますよね。
いずれも会場限定であり、予約で即日完売することも。
そんな大人気のフードメニューですが、毎回批判が寄せられています。
列挙するならば、「ぼったくり」「安くしろ」「コスパ悪い」など。
それでも、フードメニューの売上は好調です。
非難の声とは裏腹に、売り切れが続く…それはなぜでしょうか。
今回は商学および会計学の視点から、なぜ値段が高いのか?それで批判されているのになぜ売り切れているのか?という点について考察していきます。
会計学的な視点
会計学というのは、簡単にいうとお金の計算に関する学問です。
この会計学の考えをもとに、売上や費用を記録します。これが俗にいう「簿記」です。
まず、コラボメニューをホロリスのみなさんへ提供するためには、多くのステップやコストがかかります。
例えるなら
・企画や立案に係る人件費用
・工場への外注費用
・調理スタッフの雇用
・デザイン費用
・冷蔵庫や調理器具、食器などのレンタル費用
・それらの搬入費用
・マーケティング費用
・(これはあるか分かりませんが)予約システムの構築
など…1部ですが、それなりに多いですよね。
また、IP*ビジネスであるため、推しという名のブランド価値も関わってきます。
*IPとは知的財産のこと。著作権や商標権などを指す。
イベントは一度きりであるために、毎度このステップを踏んでいます。費用がかさむのも無理はありません。
したがって、原価の段階で他のレストランやコラボカフェより多くのコスト・時間がかかってしまいます。
商学的な視点
商学というのは、「商品やサービスなどの、支払ったお金に対する対価が消費者に届けられるまでの過程」に関する学問です。よく聞く「マーケティング*」がこれに当てはまります。
*マーケティングとは、物の売れる仕組みづくりのこと。広告など。
そんな学問なので、「消費者が心理的にどのような価値を感じるのか」というのも研究対象なのです。
それにならうと、(これは数ある価値の一部ですが)ご飯は「機能的価値」「経験価値」「文脈価値」を提供できるモノと考えられます。
・機能的価値:ご飯でいうところの、味や食べやすさ。
「美味しい」「飲みやすい」など。
・経験価値:食事という体験に対し得られる価値。
例えば、非日常の会場で食べるご飯、SNSに写真をあげ得られる反応など。
・文脈価値:どのような状況で消費したか、により得られる価値。誰と、どのような状況でコラボメニューを食べたか…みたいな。
例えるなら、「ホロリス友達と話しながら食べるから、一人で食べる時より食事に価値を感じる」といった感じ。
文脈価値は経験価値から派生したので、一見似たもの同士です。
しかし、深く追求すると沼ゆえ、こういうもんだと認識していただくのが一番です。
フードメニューは先ほどの製造原価に加え、こういった価値を提供できるイベントの運営費用や今後のプロジェクトの資金なども、値段設定に反映されているはずです。
したがって、先述のブランド価値に加え少なくともこれだけの価値を感じることができる‥と筆者は考えます。
付加価値に当てはめると…?
みなさんは付加価値という言葉をご存知ですか?
付加価値とは、簡単にいうと売価と原価の差額を指します。
利益のようなものです。
つまり、機能的価値以外の価値の値段です。
この記事で一番言いたいこと
フードメニューを批判する意見は「コスパ悪い」「ぼったくり」など、機能的価値のみに焦点を置き批判しているように見受けられます。目にみえる部分のみの、いわば表面的な批判といえます。
しかし、ホロリスは機能的価値(原価)だけではなく、付加価値に経験価値や文脈価値が含まれていると感じます。(あとブランド価値)
つまり、前者はコンビニ弁当のようなコスパに重きを置いた食事と同列に見ていますが、後者は特別な食事として見ているため、批判と購買意欲の間にズレが生じてしまうのです。
こういった価値の違いは、お互いの立場に立ってみないとわからないもの。
値段絡みの批判は世の中たくさんありますが、結局は価値観や視点の違いが多いのです。
最後に
タイトルに対する結論となりますが、値段に対する批判は正しいと言い切れないでしょう。(スッキリしない結論で申し訳ないです)
なぜなら、消費者としての視点が異なるためです。
機能的価値を求めている人にとって、このフードメニューは高価に映ります。
しかし、ホロリスはそれ以外の文脈価値や経験価値などが含まれる付加価値やブランド価値を楽しんでいるため、納得できる価格なのです。
以上となります。
拙文にもかかわらず、最後までお読みいただきありがとうございました。
また、参考にさせていただいた文献の執筆者及び関係者の方々に深くお礼申し上げます。
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参考文献
・久保田進彦・澁谷覚・須永努〔2013〕『はじめてのマーケティング』有斐閣ストゥディア。
・X(旧Twitter)〈Home / X (twitter.com)〉(最終参照2024年 以下同年 5月23日)
・hololive SUPER EXPO 2024公式サイト フードメニューページ
〈 (hololivepro.com)hololive 5th fes. Capture the Moment|ホロライブプロダクション (hololivepro.com)〉(5月23日)
・hololive GAMERS fes. 超超超超ゲーマーズ公式サイト Newsページ
〈ニュース|hololive GAMERS fes. 超超超超ゲーマーズ (contents-abema.com)〉(5月23日)
*今回の記事は、一部狭い範囲の校正にチャットGPT3.5を使用いたしました。
・ChatGPT公式ホームページ〈ChatGPT〉(5月24日)
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