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#共同親権弁護士

1年半前に自分専用のホームページをペライチで作成した。


ママ友活動のご縁あって、かなりリーズナブルにサポートいただきながら、自分でも楽しくカスタマイズしながら。

1年前には、動画も挿入した。

子どもの命と心と未来を守りたい!


その思いは一貫しているが、当時、まさか親権制度が揺らぐことがあろうとは夢にも思っていなかった。

離婚後共同親権を期待すること自体が憚られるほどの絶望

それでも、単独親権制においても実現可能かつ幅広く柔軟な意味を含む「共同養育」であれば、まだなじみやすさを覚えていた。


それでも、この「共同養育」は、離婚後の父母の関わりに限定せず、里親等血縁関係を問わずに拡大家族として形成されたコミュニティーでの子育てを含む用いられ方をする言葉であるため、紛らわしく、また、一部アレルギー反応を呼ぶこともあって、共同養育弁護士と名乗るにもやはり慎重になった。


まず、言葉が固い。ピンとこない。専門用語すぎる。

それは、面会交流も養育費も同じ。


ママ友界隈では、フツーに結婚して、ダンナの愚痴はそれぞれとしつつもリコンとは無縁にママやっているだけならば、「結婚している間は共同親権なの?」という素朴な疑問の声にも触れることがあった。

結婚するからって、民法を読まないよね。

通称使用で事足りるから、改姓の強制も華麗にスルーして、結婚したいからして、それが、婚姻届の提出の有無によって、共に子育てをするパートナーが共同親権者か、単なる共同養育者かに違いがあって、どっちがよくて、どんなデメリットがあるかとかまで考えて婚姻届の提出を検討する、なんてことしないよね。そういうもんだ。


多くの夫婦は、そういう具合だし、幸せに満ち満ちて、夫婦になり。


そして、一部だけが、解消しきれない不和を抱えて離婚を選ぶ。

その時に初めて知ることもあるだろう。

未成年の子がいる夫婦が離婚するときには、必ず親権者をどちらか一人に決めなければならず、決めないと離婚できないということ。しかし、その決め方を誰も丁寧に教えてくれない。決めた後にどんな暮らしに至るのか、対処法だって、正解がわからない。

親権を失うことの不安感がどこまで真理なのかもわからない。

なぜ、親権を奪い合うことになるのかも、わからない。

そうやって、裁判所に通い続けることになる例も仕事を通して見えてきた。


結婚する前に民法をよく読んで、結婚したらどうなるか、国が何をしているのかよくよく考えればよかったのに、なんてことはとても言えない。

結婚するふたりには、その奇跡のご縁をシンプルに祝福したいじゃないか。


民法の結婚観と実態としての結婚観のギャップが甚だしい。

そこに口をはさむようなツマラナイことをするものでもない。

養育費だ、面会交流だ、親権だ、そんな言葉知らないままが一番幸福だ。


知らなくていいけど、万が一に備えて知っておいた方がいい話をどうしたら届けられるか。


固い言葉は使いたくない。


養育費の未払い問題に関心ガー、面会交流についてーーーー。

楽しく、カタイ言葉を使うけどサ

とりあえず、おやこの時間と子どもが成長するためにかかるお金の話、それって単純に「子育て」の話でいいじゃん、と考えた。

「離婚後子育て」という言葉を使った。

未成年のお子さんがいるご夫婦が離婚を考えるときは、親権のあり方、養育費、面会交流について、お子さんのことを考えてしっかり協議しましょう。。。

なんて真面目に説明を受けたときに、どれだけ余裕があるやら。重い。

添い遂げようと一緒になることを決めた二人でも、現実には別れを選ぶことができ、二人にとっては、改めて他人になるという新しい始まりではあるけども、そこに子どもが産まれていたのならば、その子が産まれる前に戻るわけではないのであって、両親の離婚というライフアクシデントを背負いながらも生き抜くことを課すわけで。その重しをいかに軽くできるかが、離婚を選ぶ親としての責任となることは当然だろう。

まずお金がかかる。そこは稼ぐ。そのために、心身の健康を保つ。離婚して良かったと幸せになることだって歓迎していこう。

ただ、それだけでは子どもは育たない。子どもに親の愛情を存分に注ごう。

婚姻中の父母が(円満であること前提)二人三脚で愛情を注ぐのと同じようにあふれる愛情を届けられたら理想だけど、単身レースで挑むことがしんどいことは想像しやすい。二人三脚が無理ならば、せめて、バトンをつなぐリレー式で、ふたり分の愛情が欠けないようにしていこう。それが共同養育だと考えた。

単独親権者を指定しても、共同養育は遂行可能である。ただ、そのためには、知恵と工夫といったちょっとした努力が必要になる。

その努力を自己責任として放置されるとしたらなんて残酷な国だろう。


単独親権制の誤解から、両親双方が子どもに愛情をもっている状態から、熾烈な奪い合いを引き起こしかねない。


適度なプレッシャーと競い合いが、むしろ子どもの利益を向上させるのに、父母の対立に巻き込まれる子どもの心は壊れていく。未来の選択肢も衰退しかねない。


離婚後子育てを応援しよう。

単独親権のために、ふたりの親を親権者と非親権者、同居親と別居親、監護親と非監護親という二つの種類に分断することで、非対等な関係に陥る罠を抜け出して、どちらの子育ても応援したい。そういう想いも込めている。


それから1年、事態は激変している。

2018年夏、離婚後共同親権法改正を検討という報道があり、

2019年明け、国連の子どもの権利委員会は、離婚後共同養育のために法改正することを勧告した

単独親権違憲主張の訴訟に関する報道

何も知らずに暮らしておけばよかった子育て世代にも、共同親権という言葉と出会える環境に変化し始めている

日本だけが、共同親権が選べない国らしい

フツーの人がなんとなく疑問を覚えるチャンスも恵まれてきた

離婚後子育て応援弁護士と言い換えなくてもよい気がしてきた

#共同親権弁護士  で通用するように社会が変わってきているのだ

これを受け止め、来るべき法改正後にも取り組んでいけるよう、準備を進めたい

#共同親権弁護士  としては、なるべく多くの父母が共同養育を選べるようサポートを充実させる

その一方で、どうしても難があるケースを的確に峻別し、親権停止・喪失手続を確実に遂行できるよう、スキルを身に着けておくことも必要

高度な専門的能力の発揮が期待される分野である

誰もが安心して、法改正を受け入れられていけるように

子どもの命と心と未来を守っていく


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