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世界は優しく希望に満ち溢れている

久々に見た魔女の宅急便。ジブリの中で、一番好きな映画です。

魔女になるには、修行のために13歳で独り立ちして、別のまちで暮らさなければなりません。

視聴回数が優に20回を超える中、今回、一番印象的だったのは、独り立ちへの不安よりも、ワクワクの方が勝る主人公キキの姿でした。

キキに見えている世界は、優しく希望に満ち溢れている。
世界とか、未来とか、他者とか、自分の外にあるものに対して、無条件に前向きで、信頼している様子が心に残りました。

そのシーンが印象的だったのは、保育園に通っている娘にも、同じ様子が伺えたから。彼女は保育園が大好きで、もっというならお友達が大好きで、つまるところ「人」が大好きなようだ。そのことが、とてもうれしい。

まず自分が信じるから、その姿勢が環境や相手にも伝わって、温かい反応が返ってくる。そしてさらに好きになる。

子供の頃は透きとおっていたレンズも、いつの間にか傷が入ったり、曇ったりして、透明度を保っておくのは難しい。そのせいで、他者を信じられなくなったり、嫌なことが起きれば、社会のせいにしてしまいたくもなる。

もしかしたら、世界が変わったわけではなく、自分が変わっただけなのかもしれないのに。

私たち大人が次の世代のためにやるべきことって、実はシンプルで、世界の優しさや希望を引き出しながら生きていく背中を見せることなんじゃないかと思うのでした。


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