社会人留学で使ったお金（約600万円）とその内訳

僕が仕事を辞めて英大学院留学をした際に使ったお金は約600万円になります。これは、学費や滞在費の他、留学準備に伴う様々な費用も全て含めた金額です。

約11年間働いてコツコツ貯めたお金の大半を1年半の留学に費やしました。

社会人留学を決意するにあたり、お金・年齢・将来のキャリアなど、たくさん悩みました。

でも、最終的に「後悔したくない」というシンプルな気持ちに従い留学を決断しました。

僕の留学に関するお金の経験をシェアすることで、私費留学を考えている人の参考になればと思い備忘録を兼ねて書き残します。

留学関係で使ったお金の内訳

基本情報として、僕が留学した時期は2019年～2020年です。35歳で初めての留学でした。

僕の場合は、大学が入学条件としている英語試験IELTSのスコアを満たすことができなかったため、留学直前にフィリピンで3カ月間IELTS短期留学をしました。

さらに、修士コース入学前に大学が指定するIELTSスコアが足りない生徒用の大学院準備コースの費用（2カ月半）にも通いましたので、通常の人よりもはるかに割高になりました。

＜以下内訳＞　（１£は136円で計算）
①　大学院修士コース学費（国際政治学）　1年間約251万円（18,500￡）
②　大学院修士コース時の家賃　大学の寮　1年間約73万円（5,355￡）
③　イギリスNHS保険料　約9万円
④　ビザ申請料　約5万円
⑤　留学エージェント　入学書類等の作成・提出サポート料金　約３万円
⑥　航空券片道　約９万円
⑦　海外留学保険　1年3カ月分　約18万円
⑧　留学期間中の税金前払い1年分（前年の所得に応じて）約28万円
⑨　留学中の年金前払い1年分　約28万円
⑩　個人で加入している生命保険1年分　約13万円
⑪　IELTS　UKVI受験料　約10万円　（受験料及び大阪までの交通費、ホテル代込み）
⑫　留学に必要なものを購入　約22万円　ノートパソコン、タブレット、電子辞書、キャリーケース、書籍など
⑬　英国ビザ申請センター（東京）へ行く費用約5万円（交通費とホテル代）
⑭　フィリピンIELTS留学3カ月　約57万円（学費・滞在費込）
⑮　フィリピンでのIELTS受験2回　約６万円
⑯　大学院準備コース（プレセッショナルコース）学費　2カ月半約53万円（3,580￡）　
⑰　大学院準備コース時の家賃　大学の寮　2カ月半　約16万円（1,171￡）

以上が留学関連で1年半の間に使った金額です。全て合計すると606万円になります。ただし、上記には留学中に使った食費や交遊費は含んでいません。

純粋に大学院留学費用だけを考えるなら①学費と②滞在費を合計した324万円になります。

社会人留学を考えている人へ

僕が留学することを決断できたのは、独身で自分のお金を好きに使うことができたことが大きかったです。

家族がいれば、こんなお金の使い方は到底できないと思います（お金持ち方あれば話は変わりますが）。

留学のお金は、約11年間働いてコツコツ貯めていた貯金の大半を費やしました。だから留学中は「これだけ大金を費やしたんだから、絶対に卒業しないといけない」というプレッシャーを常に感じていました。

そのうえ、初めての留学で最初は英語もままならず授業にもついていけず、大変な思いをして精神的にも辛い時期がありました。

それでも、最終的には留学という決断をして良かったと思います。

今まで人生で経験したことがなかったアカデミックな場所に身をおいて、貴重な経験ができて外国人の友人ができたことは何事にも代えがたい財産です。そして何よりも自分自身が成長できた実感があります。

もし、この記事が少しでも将来のキャリアのために留学を考えている人の参考になれば幸いです。