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「日本人に生まれたことは幸せ」だということ留学で学んだ

僕は35歳の時に自費で英国大学院留学をした。約10年間働いて貯めた貯金の大半をつぎ込んだ。

実際に留学してみてわかったことがある。それは、留学することができたのは僕が日本人だったから。

世界第三位の経済率大国の先進国日本だからこそ、凡人の僕が数年間働いた貯金で留学が可能になった。

しかし、日本以外の途上国や中進国だったら、数年働いただけでは到底留学はできない。奨学金を貰えない限りは夢のまた夢。その国の限られたエリートだけが国費の奨学金をもらって留学できるのが現実。

だから日本人に生まれて本当に良かったと思う。


凡人でも留学が可能な日本

日本が、特に経済的に素晴らしい国だということは、海外に出てみない限りなかなか気づけない。

一般的な日本人なら普通に働いて給料をもらえば、年に1回くらい海外旅行に行くことができるし、数年間貯金すればある程度のお金を貯めることができて、海外留学だって現実的になる。

これが日本ではなく途上国だったら、たとえ10年働いても留学できる資金を貯めることはできないと思う。

だから、日本人に生まれることは、非常に幸運なことだ。言い換えると、日本人であれば、自分の力で未来を切り開くことができる可能性が高くなるともいえる。


僕は警察官として約10年働いた。その間に貯めたお金で1年半留学した。その間に使ったお金は約600万円。

留学中に知り合った日本人の中で、自己資金で留学している人は少数だった。ほとんどが給付型奨学金、国家公務員のエリートだったら国費、会社から派遣されていれば会社負担で留学していた。

その他のアジア、アフリカ、中東、中南米からの学生はほぼ100%、国費奨学金の留学生で、それぞれの国を代表するエリートだった。

自費で留学している学生は、日本人以外には欧米、韓国、中国、台湾からだった。


僕のクラスメイトには中南米や中東の警察官や軍関係者が多く、彼らはほとんど国費奨学金の留学生で優秀な人材だった。

そんな彼らに共通していたことは、常に奨学金で留学できたことに感謝の言葉を述べていたこと。彼らの国では留学の権利を勝ち取るのは並大抵のことではない。だから彼らは国を代表して留学しているという誇りを常に持っていた。

そんな彼らと一緒に机を並べて勉強できたことは非常に良い経験だった。

必死に彼らについていこうと努力して、多少なりとも自分の能力も向上させることができた。

でも、この経験ができたのも僕が日本人だったから。本当なら僕みたいな凡人が世界のエリートたちと肩を並べて勉強することなんてできなかったはずだ。


日本人に生まれた特権を最大限に使おう

「留学したい」と思って、実際に自分でお金を貯めて留学することができる。これは普通のことではなく、日本人だからできること。

日本人に生まれることは、ものすごく幸運なことだと思う。

日本人であれば自分のやりたいことを自分の努力次第で叶えることができる可能性が大いにある。凡人でも日本人であればチャンスはたくさんある。

この事実を知れば、もっと多くの日本人が、「勇気を出して挑戦してみよう」と思って実際に行動して、より豊かな人生を送ることができるかもしれない。

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