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息子のコミュニケーション力が上がっている件

こんにちは。
近所の紫陽花が、もう咲いていました。
桜が終わって、まだツツジの出番だというのに、どうしちゃったんでしょう。

さて、先日のことですが、息子と夫が口喧嘩をし、息子は寝室にこもって泣いていました。
しばらくして落ち着いたころに、寝室を訪問すると
「パパと仲直りしたいんだけど…」と息子。
「じゃあ、その気持ちを伝えたらいいんじゃない?」
と言うと、
「オレはパパに謝って欲しいんだよ」とのことでした。
なるほど、息子は仲直りしたいけど、この件(ケンカ)に関しては、向こう(パパ)が悪いと認識しています。

実のところ私は、市原悦子ばりに、陰で彼らのやりとりの一部始終を聞いていました。
息子がプロ野球観戦していたのですが、彼らが応援しているチームが負けそうだったために、
夫が「負けそうなんだから観なきゃいいのに」と口出ししていました。
ちなみに夫はそんな時はいつも、悔しくなるから試合を観ない、という選択をします。
でも息子としたら、負けが確定したわけではなかったし、行く末を観たかったんでしょうね。
完全に夫が息子の領域に干渉していたと、私も息子と同じ認識です。

こんなケンカをした時、もしわたしだったら…と考えると、
面倒臭いというか、そもそも対立するのが苦手なので、ムカつきはしつつも何も言わず、あまり大した重要な問題でない場合は「もういいや」と諦めたりします。
つまり小さな不満を溜め込むタイプです。(かえって厄介)
これはいけないとは分かっているんですけどね、でも楽をとってやっちゃいます。

一方で、こんな時の息子の対応は、まるでコミュニケーションの教科書のように素晴らしかったりするんです。
今回もそうでした。

「じゃあ、その気持ち、伝えたらいいんじゃない?」
と自分にはできない助言を無責任にも私がすると、息子は素直に夫のところに行きました。

すると…
「さっきのこと、謝って欲しい。観るかどうかは、オレが決めることだから、パパが決める事じゃない。」
と率直に、そして冷静に、自分の気持ちとそれに対するリクエストを伝えていました。
いやー、完璧な伝え方。
すごいな、息子よ。

それに対して、うちの夫もちゃんと反応できる人だったのも救いかな。
夫は自分の意見を正当化することなく、
「○○ちゃん(息子)が言うとおり、確かにそれはパパが決めることじゃなかった。ごめんね、さっきは。」
と素直に謝っていた。
夫よ、君もすごいじゃないか!

これにて、一件落着。

私は仕事の一環で、コミュニケーションについて学んでいる。
NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)というのがあるのだが、正に私が目にした息子のコミュニケーションはNVCを体現したものであった。

わたしもね、実践できるようになるといいんだけどな。


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