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2018年インド旅 〜内なる男性性にであう旅 〜Vol.2

はじまりの話しはこちらから

はじめて訪れた土地であるはずなのに、何故か懐かしい。
古い魂の記憶を呼び覚ますような感覚。

この旅は、

内なる男性性との統合をはたすための序章であり、

古い魂の癖を知る時空を超えた体験でもあった。

南インド ケララでは念願のアーユルヴェーダを堪能した。
薬草がたっぷりとはいったオイルでアビヤンガ。ミルクのシロダーラはホルモンバランスをととのえる。

見るからに良薬口に苦しという煎じ薬を毎日飲み、浣腸に下剤。
まさに内から外からデトックスされていく。

日焼け止めもつけず、ビーチで毎日泳いでいるが、

時が経つごとに肌に艶とはりがよみがえる。
おそるべしアーユルヴェーダ効果。

クリニックの食事は体に優しいveg カレー。
とても美味しい為についつい食べすぎてしまう。

したがって夕食は

ビーチ前にオープンする屋台でスナックとチャイで軽めにすませることがほとんど。

ここのデーツフライの味わいが忘れられない。
何度かここのカレーもルームメイトとシェアして食べたけれど、

スパイスがキリッと効いたここのカレーは

わたしには少し刺激的すぎる。

リトリートツアーのオプションメニューである
インド占星術も体験した。

誕生した正確な時間がわからないと占うことができないインド占星術には
以前から興味はあったものの
何度聞いても“生まれた時間なんて覚えていない”と母にいわれ
諦めていた。

そしたら、なんと

誕生時間がわからなくてもホクロやあざから産まれた時間を予測できるとのこと。

これは申し込むしかない。

そしてリトリート後半に楽しみにしていたインド占星術をいよいよ体験する。

12個の箱にそれぞれ意味があり、順番に内容をきいていく。
ところどころ、理解しにくい場面もあったが、

ああ。これを知るためにこのオプションを申し込んだのだと
しっくりと腑に落ちたことがあった。

1番目の箱はワタシのキャラクターについて。
アイデンティティともいうものなのか。
「あなたのキャラクターはヘビ」だといわれた。ヘビ⁈どんなだ!ワタシ!

自分のキャラクターがヘビ!?

そういえばまわりには、「この人ヘビの神様が
ついてそう〜」と感じる人が何人かいる。

そう感じる人が割と近くにいることがいまさらながらに納得。

いつかしかの夏に、自然が豊かな友人の家の庭で、カエルがヘビに丸呑みにされる姿を目の当たりにしたことがある。このシーンを見たということはきっと何か意味があるよね。と友人と話しをていたことをおもいだした。

そしてこの旅に行く前に、本土に立ち寄り、たまたまはいった飲食店で開催されていた作家さんの個展で、一目惚れした

ヘビのイラストが大きく描かれたエコバッグをこの旅でも毎日持ち歩いてるではないか。


そしてもうひとつ気になったことは。

「貴女はハイビッタだといわれた。(High)」

ピッタというのはアーユルヴェーダの教えでいう、3つのドーシャ(体質)
ピッタ(火) ヴァータ(空) カパ(土)でいう、ピッタ(火)の質がとても高いというのだ。

自分でも、ピッタ+ヴァータ体質だなとは理解してはいたけれど、
まさかの「ハイビッタ!!!!!!」

「人生は闘うためにあるのではない」とか、「怒りをコントロールした方がいい」
などと助言されたが、
「そんなに怒りっぽいかなぁ。???」
と他人ごとのように感じていた。

しかし、
これについても、旅の終盤にかかるにつれて、うなずくばかりとなる。

旅がはじまる2か月ほど前に、友人に紹介された「チツのトリセツ」という本を読んだことをきっかけに、膣にオイルマッサージを施しはじめた。以前にもアーユルヴェーダ の若返り法で穴という穴にオイルをいれるという施しを聞いたことがあった。

47歳という年齢をむかえ、更年期といわれる症状に、別段困っていた訳ではない。

しかし、なんと説明したらいいのだろうか。とても幸せで満ち足りているにもかかわらず

ときおり、苛まれる、原因不明の憔悴感のようなもの。「このままでいいのだろうか」「この幸せはいつまでも続かないのでは?」という。えもしれぬ未来への不安に苛まれる。

これまでは

興味があることには直感だけで躊躇なく、飛び込んでいき、実践しその体験を活かすことを仕事に繋げてきた。

それが、全く湧き上がってこない。いままでやり続けていたことに対しても、なぜだかやる気がおこらない。

まるで、気の抜けた炭酸水みたい。

女性ホルモンとは、新しく何かをうみだす力。ホルモンの分泌が減少するということは

心までもが生みだす力を低迷させ、長く生きてきたこれまでの体験が未知への「恐れ」と「不安」をうみだし、以前のように軽やかに歩を進めることができない。

いのちを産みだす子宮はお宮であり、万物を創造する源。そして膣はまさに産道であり、参道なのである。

このお宮と参道のお祓いともいえる、子宮と骨盤のセルフケアと膣オイルマッサージをしはじめて数週間たったある日、子宮の奥底から沸々と湧き上がる、烈火の如く激しいエネルギーがそこに存在していることに、気が付いた。

インドの神様でシヴァ神という破壊と再生の神さまがいる。
まさにこのシヴァ神がわたしの人生によりそっていてくれたのではないだろうか。
もちろん、潔く手放すことで、結果的によかったと思える出来事もたくさんあったけれど、大切なものをとことん破壊してきた人生だった。

愛していた人や物やキャリアを
凄まじいエネルギーで
消耗しながら破壊していく。

その行為のほとんどは潔く手放しているのではなく、
恐れからの破壊だった。

愛からの手放しは、時としてわたしをその状況から救い出すことにとても役立った。
しかし、恐れからの破壊はまたさらにハートに新たな傷をつくり痛みを記憶する。

焦らず、ジャッジせず、
コントロールせず、ただ
いまこの時を楽しみながら
委ねるように生きたい。

そして、なりたい自分に妥協せず、生きるということを楽しみたいと強く感じた。

インドの神々、

ここへと導いてくれてありがとう。

インド占星術のあと、ヘビを祀っているお寺が近くにあると聞き、連れていってもらった。

オレンジ色の大きな太陽が海に沈む
夕暮れ時、ほんのりと灯りがともされた空間が幻想的でとにかく美しい。

to be continued

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#こころで体の声をを聴く

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