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梅雨の洗礼

湿度100%となるこの島の梅雨は
鬱蒼としてはいるものの、雨音が優しくこころに沁みいり、
滴る水滴が植物たちを瑞々しく彩る。
さまざまな生き物がこの雨から
恩恵を受けとり、この大地に根を張るために梅雨は必要な儀式なのだ。

この季節にしか、現れない
大量の羽蟻や、ペットによる寄生虫、油断したら勢いを増す、カビや真菌たち。

彼等と真摯にむきあうことは、
自らの内側にある、もう必要のなくなった古い思い込みや執着を手放す
絶好のタイミングでも在る。

潜在的に内側を観ることを避けていたのか、それともいまが必要なタイミングなのか。
ここのところはずっとこの時期に
島から出ていることが多かった。

島から島へと移住して丸8年。
8年前も紫陽花が美しいこの季節にこの島へとたどり着いた。

あれからもう8年も経ったのだ。

あの時も古い平家の木造一軒家でひとり、子猫の寄生虫によるアレルギーからの
湿疹で痒みに七転八倒しながらの洗礼を受け、

長年、内側の奥底で腐り埋もれていた膿を昇華させる
ことができた。

あの洗礼のおかげかもしれない。
いまは、羽蟻も侵入しにくく、真菌やカビもさほど気にならない家で
これまた、あの時とおなじく、パートナーとは一時的に別居し
ひとり、ゆっくりと内側の旅を観ている。

否応なしに8年前の洗礼と同じ状況であるのは
子猫がいること。

産まれたばかりの子猫には、瞬時に大量のノミを抹殺する劇薬で在る
寄生虫薬は使えない。
猫との愛の暮らしを守るために、

少しばかりの境界線を明け渡しながら、(ノミにかまれて痒い。おかげさまでアレルギーによる湿疹はいまはでていない)

隅々まで掃除機をかけ、カーペットに粘着クリーナーを施し
布類を洗濯しては乾燥機で乾かす。
嫌がる猫をお風呂にいれては、
取っても、取ってもいなくならない、
ノミをノミ取り櫛で丁寧にとり、洗面器に洗剤をいれた水に葬る。

「このノミたちのイノチもおなじ生き物のイノチに変わりはないのに。」
そんな矛盾を抱えながら、スペースを整える。

そして
からだと内側のスペースをも整えるために

ひさしぶりに、
丁寧にからだのセルフケアを試みた。

この時期は湿気による、体内の水分が滞留しやすく、
内臓も冷える為、胃腸が弱くなったり、下痢を引き起こしやすくなったりする。
関節痛や腰痛も引き起こしやすく、
自律神経に乱れがでて、やる気がでずに
落ち込みやすくもなる。

そんな時のセルフケアは栄養を足すことよりも、引き算すること意識して
循環を促す、クレイセラピーや
適度に汗をかく薬草蒸しを施す。

島に自生するよもぎ、びわの葉、先日インド帰りの知り合いからgetしたシャタバリ
をたっぷりと土鍋で煮出した薬草蒸しとクレイデトックス足湯を3日間続けて施す。

月経前になるとよくでてきていた症状、
左骨盤の痛みもでてきていた為、

ひさしぶりに yoni healing at the earth (レッドクレイ3点湿布)を施した。
ハートに深く繋がる瞑想でからだの声を掬いあげ、いまここの真実を受けいれる。

以前から、パートナーや母親から「あれが欲しい、これが足りない」「もっと欲しい」
という欲求を聞き入れることに苦痛を感じていた。

この苦い、トゲトゲしたわたしのなかに確かにある
調和されていないエネルギーは
喉の部分に滞っていた。

そのエネルギーに手を当て感じながら、ハートにつながり、感情やマインドが
交差する表面のその奥にある中心と繋がる。

氷のように凍てついたエネルギーが
柔らかであたたかい
ハートによって溶けはじめる。

いつもお金が足りないと母親は嘆いていた。そして父を言葉と態度で責めていた。
責められた父はやるせない想いを暴力で発散させていた。

暴言と暴力が日常の幼少期を過ごした。

母は外側に意識を向けていた。父と結婚したことで不幸になったと
父を罵っていた。

宗教に幸せを求め
世の為、人の為に努めること、
拝むこと、最終的にはキリスト教にはいり、自分を律して祈ることで幸せになれると信じていた。

父は給料を全部、博打ですってしまい、
家にお金をいれらない月が頻繁にあった。

給料を前借りしては、お金を少ししか家に持って帰れないことも
多々ある暮らしであった。

月末をむかえることをを怯え、母の顔色を伺い、
押し入れのなかで身を潜め
耳を塞ぎながら
時が過ぎゆくのを待っていた。

いま思えば
両親2人ともが、自分の存在価値を認められず、
自己肯定感が低い為に
お金に困窮していたのだろう。

そんな両親をみて
わたしは、ほんとうに欲しいものを欲しいということができなくなっていった。

子宮から
小さな小さな声が聴こえた。

「本を書きたい」「文章でこれまでの体験を表現したい」
この声を掬い上げた後、

左骨盤の痛みがスッと消え去った。

そして、ヒーリングを施した次の日に
アティーシャのハート瞑想でまた“赦し”を体験することとなる。

“赦し”とは過去の感情との決別であるのだ。

今回のパートナーとの別居は、

そろそろ終活を意識しはじめた
わたしよりも2回り近くも歳上の彼が、ライフワークとしている
サーフィンを
現役のままで人生を終えたいという望みを叶える為に

小さな波でも毎日、海にはいれる環境に
身を置くことを目的とし、

“円満島流し”というネタのもと、サーフィンの聖地である隣の島での
2拠点生活へと踏み切った。
わたしから、そうするべきだと彼の背中を押し実現したのだ。

しかしながら、
“円満島流し”のはずだったのに、

彼が出発する数日前に、
彼の態度に感情が揺さぶられ、ちゃぶ台をひっくり返すように

「もう帰ってこないで欲しい」と言い放ってしまった。

彼が鏡となり、もう手放すべき感情としてみせてくれたのは、

両親から受け継いだと思われる
「無価値感」だった。

幼少期の頃から、大人になってからもずっと
家族の負荷を背負い込み、

どれだけ努力して頑張って自分以外の何者かになり続け、
それなりに結果を出していても
あたりまえと評価され、

両親の目のなかには、
わたしの姿はいないという幻想を繰り返していた。

アティーシャのハート瞑想で、
ハートを深く感じながら呼吸に意識を向ける。

ハートが広がり、
第2チャクラに鬱積した
感情に触れる。

そして、息を解き放つと共に、
ハートチャクラでその感情を抱きしめる。

涙が溢れ、
頑なだった凍りがとけはじめる。
呼吸ごとにスペースが広がり、
からだがゆるみ、
緊張が解き放たれる。

3rdステージでは、そのスペースが広がり
両親もわたしと同じように、幼少期から
無価値感を背負ってきたのだと
両親の痛みを
ハートの中心から抱きしめた。

スペースを大きく占領していた
頑な古いエネルギーが解き放たれた。

そして、もう解放されるべき
感情にまたしても、
であわせてくれた彼にも感謝の意が
湧きあがる。

安堵という静けさに身を委ね、
その日はいつもより
深く眠ることができた。

内側が変化すると
わかりやすく顕著に外側にも変化が現れる。

5年前、からだの変わり目に促され
インドにはじめて旅をしたとき、
南インドでアーユルヴェーダパンチャカルマを体験し、
その後
oshoリゾートへと導かれ、
osho瞑想とボディワークを堪能する日々を送った。
(旅の記録はこちらから

https://note.com/koewo_kiku/m/maa75e9f84a0e)


からだと魂が交差する場所に出逢えたような気がした。
その時に内側から湧き上がった
魂の声を実現すべく、

「性といのちのはなし」をこどもたちに伝えたい
とおもい続けていた。

性教育本をクリエイトしようと試みたり、
親子で参加する「性といのちのはなし」を題材にした
ワークショップを完成させたりした。

しかし、クリエイトしたものの
思うように事が運ばず、わたしは別人にまたなろうとしていたのだ。
努力して頑張って、世の為、人の為に尽くそうとしているのだ。

自分の為にクリエイトしたと思っていたけれど、
努力して頑張っても、
自分とは違う人にはなれない。

もう、諦めてしまおうかと思っていた矢先に、
「無価値感」という感情をボディワークと瞑想で
解き放った後、

メッセージが届いた。

“こどもたちに性教育ワークショップをオンラインで開催できないかな?”
というメッセージだった。

この先、性教育をするかしないかという結果に執着するのではなく、
“性“という生きるこころと真摯にむきあった
このプロセスこそが
肉体を離れてしまった父からのギフトなんだと腑に落ち
愛を受け取ることができた。

今日は
父の日であり、新月✨✨✨

6月18日(日) 21:00~10:10
21:20~アティーシャのハート瞑想会を開催します。
21:00から瞑想のインストラクションと
瞑想のコツをお伝えしますので、なるべく21:00〜参加してください。
参加費は無料です。
4つのステージに分かれた50分間の瞑想です。
参加希望の方はDMしてください。
here.now.prj@gmail.com

アティーシャのハート瞑想インストラクションはこちらから。

https://www.osho.com/ja/meditation/osho-active-meditations/osho-heart-meditation

yoni healing at the earth (レッドクレイ3点湿布)とは?
yoniとはサンスクリット語で女性器を指す言葉。
「神聖な場所」「生命の根源」「泉」「神の道」という意味があります。
種をうけとり、イノチをうみだす場所のことです。
古代の母なる大地(Red Clay)で
yoni(膣) 、子宮、仙骨を同時にクレイ湿布します。骨盤の歪みを整え、骨盤内の血流を改善します。
仙骨をゆるめ、自律神経を調整します。仙骨が緩み、微細な振動が蝶形骨の開閉がスムーズとなり、
ホルモンバランスを整え、松果体を活性化させます。(松果体はインスピレーションの源といわれています。)

身体と魂が出逢う場所へとオーガナイズいたします。yoni healing the earthを
施しながら、ハート瞑想します。丹田に宿る、肚に気付きをもたらせ、
ハートで錬金し、創造性エネルギーを開花させます。

怖れを手放し、
快適さと自由を許可し、
Life Art Creation(人生の創造)を楽しみましょう。

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