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2018年インド旅 〜内なる男性性にであう旅 〜Vol.3

前回までの話しはこちらから

アーユルヴェーダリトリートもいよいよクライマックス。後半はオイル浣腸。

そして最終日には下剤を処方された。

毎日の施術と薬で良い感じにデトックスが進み、最終日、浣腸を施した翌日。
感覚のすべてがクリアになったその時、

ストンと頭のうえあたりから声が聴こえた。

「子どもたちへと伝える性のはなしを諦めるな」

ルームメイトになんとなくその話しをシェアしてみたら、

彼女の前職は中学校で保健体育の教員だったというではないか。

インド旅にいく前の夏、

長く家族の誰とも音信不通のまま、虹の橋を渡った父親の

一周忌法要のために帰省する予定を立てていたところに、

友人から“娘がそろそろ初潮がきそうだから。こども向けに月経のお話しをしてほしい”

というメッセージが届いた。

サロン経営を手放して、数年は

大人の女性を対象に「月経美人になりましょう〜体の中から美しく」
というお話し会を開催してきた。

2011年に一度だけ、公立の小学校で4年生のこどもたちに、(男女いっしょに)、

「性と生」イノチのはなしをさせてもらったことがある。

経緯は、その講座に参加してくれた方から

「もっと早くに知っておきたかった」「こどもたちにも聞かせたい」という声が

つながり、地域のコミュニティやフリースクールでも話しをさせてもらえることになった。

その時に創った原稿を見直し、初潮と月経について、男の子の精通や射精について、

そしてもっとも伝えたい箇所であり、教科書には

載ってはいない、私なりの解釈である、受精についての“ものがたり”を

“イノチノハジマリ”という題名で絵描である友人の協力のもと、紙芝居で表現した。

その紙芝居もリニューアルし、7年ぶりにこどもたちの前にたたせてもらった。実家のある神戸以外でも

(滋賀、宮崎、福岡)でおなじような会を企画してもらう。

巡業を終えたあとに、内側から湧き上がった正直な気持ちは、

こどもたちが退屈しないように興味心を持続させながら、想いを伝えることはとても難しい。

そして…。

“そもそも教育って何?“こどもは体験を通じて学ぶものではないか?”

“第一にわたしは本当にこどもに伝えたいのか⁈”

という疑問に答えをだせず、原稿の手直しをせずにそのまま

放置していた。しかし、インド旅にでるまえにふとそのことを思い出し、

受精の紙芝居の絵を一枚

書き足すように友人にオーダーしてから
インドに旅立った。

そして、オリテキタ声にはいつだって理由なんてない。

なぜこれを表現したいのか?

とにかく、なんだか諦めたくないのだ。

相変わらず情熱も理由もない
魂の声とやら。

そして9日目の朝、19時間の移動。
今度は1人で寝台列車に乗り、西インド、プーネへと向かう。

#エッセイ

#インド旅

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#healing journey

#みんなの文藝春秋




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