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NTTコミュニケーションズとは?

こんにちは、KOELの舘です。
これまで4回にわたり、NTTコミュニケーションズという会社の1部門である私たちKOELの紹介をしてきましたが、今回は、そもそも「NTTコミュニケーションズってどういう会社?」というテーマでお話しをしたいと思います。

CHANGE COMMUNICATIONS.

NTTコミュニケーションズは1999年7月に、NTTグループ内で「長距離国際通信」と「インターネット」のビジネスを担う企業として創業しました。
当初は、個人のお客さま向けには「OCN」を中心としたインターネットサービスプロバイダー(ISP)事業、法人のお客さま向けにはネットワーク事業と国際通信事業が中心でした。
当時はインターネット黎明期、そんな激動の時代に誕生したNTTコミュニケーションズは、「長距離、国際、インターネットを変えていく」ことを目指し、「CHANGE COMMUNICATIONS.」をスローガンに自らと市場の変革に取り組んできました。

事業構造の変化

事業構造も時代に合わせて徐々に変化させてきました。
2000年代初めには、それまでの企業通信に一般的に用いられていた専用線と同等の安全性を持ちながら、専用線よりも経済的に利用できる「IP-VPN」サービスの提供を開始しました。

また、同じ頃に当時としては国内唯一の「Tier1」ネットワークを有するISPとなっています。「Tier1」とされるネットワークは世界で10ほどしかなく、通信の大動脈となるほどの容量を持ち、海外へのルートも含めあらゆる「経路」を把握することで通信を効率よく運べる、ごく限られた通信事業者に成長したといえます。

これらのネットワークサービスを基礎としつつ、サーバー仮想化技術の進化を背景に2008年には国内事業者としては最初の「法人向けクラウドサービス」の提供を開始し、クラウド関連のビジネスにも参入しています。

2010年代の後半には、ネットワークにおいても先進的な仮想化サービスの提供を始めました。さらに、IoT・AI・ビッグデータアナリティクスなどの新たな領域においても、ICTの急速な発達に呼応する形で、様々なサービスを世に送り出してきました。

事業構造

この図はNTTコミュニケーションズの事業構造の変化を示しています。

2001年度には87%を占めていた音声・データ通信収益は、2018年度になると54%まで減少しています。
代わりにクラウドやマネージド、アプリケーション等を含むソリューション事業収益が12%から46%へ成長しており、市場の変化に対応して自らの変革を行ってきています。

NTTコミュニケーションズの社会的責任

変革を続けるNTTコミュニケーションズですが、一方で通信サービスによって社会活動を継続させるという責務は創業以来変わらずに追求し続けています。
NTTコミュニケーションズは内閣府が定める「指定公共機関」であり、通信サービスを、どのような時も、安心・安全、そして安定的に提供することが使命です。このコロナ禍の現在においてもそれは例外ではありません。

例えば、ホームページ上で「OCNのインターネットトラフィック状況」を開示しています。

トラフィック推移

最近はテレワークや在宅学習などにより、平時よりも日中のトラフィックが増加していますが、ピーク時の2倍でも耐えられる設計ポリシーで運用し、安心して利用いただけるキャパシティの確保を行うなど、日々のトラフィックの変化を注視しつつ日本の通信環境の維持に努めています。

KOELの関わり

「チームの根っこを考える|KOELができるまで #3」でも触れられていますが、我々KOELはこのような「公共性」と「企業性」を兼ね揃える企業に誕生したデザインの専門部隊であるからこそ、「人や企業に愛される社会インフラをデザインする」というKOELのビジョンをメンバー全員が共通で持っています。
KOELのデザイナーの活動のフィールドも多岐に渡り、社内のデザイナー育成やデザイン組織作り、各種アプリケーションサービス/クラウドサービス/ネットワークサービスのデザイン活動、果てはデータセンターや光ファイバーを対象に何かできないか・・・など様々な方面で活躍しています。

最近だと、リモートワークにおけるコミュニケーションを活性化するオンラインワークスペース「NeWork (ニュワーク)」というサービスの開発プロジェクトにも参画しています。

ニュースリリース:


NeWork リアルより話しやすいオンラインワークスペース:


Go The Distance.

最後にNTTコミュニケーションズのタグライン*である「Go the Distance.」を紹介して終わりにしたいと思います。
(*自らの企業姿勢やあるべき姿を表したもの)

この「Go the Distance.」には、2つの意味があります。

1つめは文字通り「距離を越えていこう」という意味です。これは、物理的な距離はもちろんのこと、言葉・文化、世代や時間など、さまざまな隔たりを越えることが出来るよう、まだ見ぬコミュニケーションの創造を通じて、距離を超えた先にある価値を創り出すという意味を込めています。

そしてもう1つは「最後までやり抜く」という意味です。我々が大切にしてきた誠実さをもって、社会やお客様の期待を超えて、信条を貫き、企業理念である「人と世界の可能性をひらくコミュニケーションを創造する」を実現する決意を表しています。

Go the Distance 特設ページ:

今回のnoteがNTTコミュニケーションズを知る一助となれば幸いです。

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NTTコミュニケーションズ・デザイン部門「KOEL」では、通信会社だからこそできる、新たなコミュニケーション、社会インフラを一緒にデザインしてくれる仲間を募集しています。詳しくは、こちらをご覧ください。

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