見出し画像

8年前のiPhoneに乗り換えた話

うおい2年ぶり!!noteサボりすぎだべ!!
大学生って意外と忙しいものですね。

でも真面目にnoteを書かれているみなさまにずっと憧れてきたので、
卒業前に書けるだけ書き溜めたいなと思っております。

さて、本日は携帯のお話。
表題の通り、僕はおよそ1週間前、iPhone13から初代iPhoneSEに機種変更しました。
約2年前の機種から、実に8年前の機種に乗り換えたということになります。

お前は一体何を考えているんだ??気は確かか!?!?

このように思われる方が大半なのではないでしょうか。
事実、街中や電車の中を見渡しても、今どき極小4インチのホームボタン付きiPhoneを使っている人なんて全く見かけません。

それでも、2024年の今こそ、初代iPhone SEが至高なん(だと思うん)です。
その理由をこれから説明していきます。


現代のスマホは重すぎる!!!

自分は先日までおよそ2年の間、iPhone13を使っていました。
購入した当時はiPhoneの最新モデルでした。

購入した当時の写真。4年間使ったiPhone8からの乗り換えでした。

iPhone13の使い勝手が悪かったのかというと、そのようなことは全くありません。
ゲームをあまりせず、ごくごく普通のSNSや動画配信アプリのみを使用していた身としては、十分すぎる性能を持った素晴らしい携帯電話でした。

とはいえ、自分には不満に感じた点がただ一つありました。
現代のスマホは重すぎる!!!(どこぞのピンク一色のCM風)

iPhone13のサイズは、6.1インチです。 高さは146.7mm、幅は71.5mm、厚さは7.65mm、重さは173gとなっています。 先述したように、iPhone13 Proとまったく同じサイズです。

https://x.gd/ychrq

以前に自分が使っていたiPhone8と言えば、画面が4.7インチ、重さ148gで、今となってはかなりコンパクトな部類。それでもランニング時には古いiPodを引っ張り出して音楽を聴いていたというのに….173gの巨体を抱えて走りに行くだなんて、そんなことできません!!

走りに行く時以外の日常使いの場面でも、ポケットに入れると自分のシルエットに支障が出るレベルで大きかったので、必ずといっていいほどiPhoneを手に握りながら出歩いていました。その煩わしさたるや…

最近、型落ちのiPad Proを購入したこともあり、二眼レンズや大画面のデバイスを2個以上所持する必要性にも疑問を感じていました。
「コンパクトで軽い携帯が欲しい」そう思う日々が続いていました。

そんなこんなで目をつけたのが昔のiPhoneシリーズ。
ネットでも最近、iPhone4のカメラが若者に人気を博しているとの記事が出回りましたよね。

iPhone4の画面サイズは3.5インチ、重さは驚異の137g!!

「これならポケットに入れても違和感はない」
そう考えた自分は、かつてのコンパクトサイズのiPhoneで実用に足る機種を探して回ります。

デジタルデトックスもしたかった

重量やサイズの他にも、現代のスマホ不満を持っていた点がもう1点ありました。
それは、スマホへの依存性があまりにも高いということ。

かつて利用していたiPhone8と違い、iPhone13はその筐体目一杯を使う形で、6.1インチの大画面を搭載しています。
初めはこの画面、めちゃくちゃ便利だと思いました。一度に目に飛び込んでくる情報量が桁違いだったのです。いろんなアプリをより効率的に楽しめるようになりました。
しかしながら、それが仇となりました。
手に入る情報量が増えすぎた結果、各種SNSへの依存度が高まり、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていったのでした。

同様の考えを持っている人たちは周りにはあまりいませんが、どうやら欧米にはいるらしい。

西欧では、機能が制限された"Dumbphones"(直訳:バカな電話)が人気を博し、日本で言うかつてのガラケーや、それ同等の性能を持つ携帯電話を持つ人々が増えているようです。

自分もガラケーやガラホも検討しましたが、日本ではほぼ必携とも言えるLINEは、ガラホへの対応をすでに終了しています。大学生にとってこれは致命的。
仕方なく、LINEが使える最低限の性能を持った、古いスマホを探し当てることを決意します。

ChatGPTにも聞いてみました。
iPhoneSEはデジタルデトックスにうってつけのようです。


そんなこんなで初代iPhoneSE


そんなこんなでたどり着いたのは初代iPhone SEでした。4インチiPhoneの最後の機種、重さは113gです。OSのアップデートはiOS15を以て終了していますが、先述のiPhone4に比べれば遥かに実用性に長けています。
気づけばメルカリでポチっている自分がいました。
ゴールドの64GBモデルで、お値段なんと6500円です。仮に失敗だったとしてもなんとか飲み込める金額。

iPhone13の保護フィルムの買い替えを検討していたこともあり、物は試しで使ってみることにしました。

左が保護フィルムがバキバキなiPhone13、右が初代iPhone SE。
並べると画面サイズの差が際立ちます

購入して2日間過ごしてみた感想は、最高。この一言に尽きます。

何よりもまず、軽い!軽すぎる!!
8年前の機種ですが、Bluetoothにも余裕で対応。手持ちのAirpodsと組み合わせれば、ランニングは余裕でこなせちゃいます。ポケットに入れても全く気になりません。優秀すぎないかiPhoneSE。

もちろん、iPhone13に比べれば、性能の制約やバッテリー容量の不足の影響は無視できません。しかしそれも、先述のChatGPTのアドバイスの通り、デジタルデトックスの観点から言えばむしろ良い方向に働きました。

初代iPhone SEの発売は今から8年も前。iPhone15が最新機種の現代に使うともなれば、さすがにガタがくる頃合いです。
事実、Spotifyで音楽を流しながら他のアプリを開くと、音楽がぷつりぷつりと途切れる始末です。音楽を流している間は他のアプリを触れません。
最悪じゃないかって?のんのんのん。これがすごく良い!!

iPhoneSEのSpotifyで音楽を流す様子。
4インチの画面に映るジャケ写、可愛すぎませんか??

他のアプリが触れない状況下に身を置くことで、街中では音楽を楽しみながら、周りの景色に意識を傾けることができるようになりました。
電車の中でも、それまで気がつくことのなかった音楽の旋律や歌詞の良さに気づけるようになっています。

また、この小さな画面サイズも、思いもよらない恩恵をもたらしてくれました。一度に表示される情報量が少ないおかげで、余計な情報に気が散ることがありません。

YouTubeアプリのホーム画面の様子。
複数のコンテンツが表示される13に対して、動画1個程度のスペースしかないSE。
些細な違いに見えますが、この差は大きいと感じます。

YouTubeにしても、複数のコンテンツの間から見るものを選ぶのではなく、サムネイルを一つずつ眺めながら、見るべきかどうかを吟味することができます。
スティーブ・ジョブズが実践していた「決断を減らせ」ってやつですね(ちょっと違うかな?)。普通は情報量多い方が好まれるんでしょうが。

iPhoneSEを購入して数日、人生がスマートフォンから解放され、少しずつ幸せな感覚が芽生えているように感じます。SNSをスクロールしている間、知らず知らずのうちにこれほど心が蝕まれていたのか…

平穏な日常を取り戻した上、最低限の連絡手段を維持しながら、身軽になれるiPhoneSE。
これほどまでに理想的なスマホがあったでしょうか。

もちろん懸念点もあります

初代iPhoneSEを現代の日本で日常使いする上で、工夫が必要な点もいくつかあります(色々頑張って調べました)。

iOSのアップデートの対象外です
iPhoneSEはiOS16以降のアップデートには対応していないため、アプリの中には通常のインストール方法では非対応のものもあります。
その場合は以下のような対策を講じる必要があります。が、自分の場合は最近のiPadを所有しているので、そちらで十分代替できるかなと思ってます。
というかむしろ、余計なアプリを入れることが不可能な分、携帯から離れて生活することが容易になります。

⓶おサイフケータイに対応していません
SuicaやPASMO、ICOCAなどを携帯に載せることはできませんし、iDやQuick Payを利用することも不可能になります。
この点はApple Watchを利用することで対応するか、物理カードをiPhoneの背面に忍ばせる必要があります。
また、初代SEでもPayPay等のQRコード決済は利用可能です。僕はPayPayと楽天ポイントカードアプリを利用してます。

※初代SEとApple Watch(Watch OS 10以降)とのペアリングについては、2024年現在、iOS16以降への非対応が原因で不可能になってしまっています。
自分は暫定的に、iPhone13とペアリングをしたApple Watchを使用していますが、13を売りに出すとなった場合、別の手段を検討するかもしれません

⓷(言わずもがなですが)カメラ性能が低いです
初代iPhoneSEは、iPhone6Sと同等のカメラやCPU性能を持っています。
近年のiPhoneと比較をすると、どうしても見劣りするのは確かです。
この点は自分の場合、コンデジへの関心からRICOH GRiiix HDFを購入してしまっているので全く問題がありません(この春発売されたばかりの人気機種です)が、すべての写真をスマホで撮るよって人からすると、心許ない機種になってしまうかもしれませんね。
ただ、先述のiPhone4同様、レトロ的な意味では価値もあるのかもしれません。この点はいまだに検証しきれていないので、試しに外で撮ったりしてみようかな。

最後に

とまあ、こんな感じで初代iPhoneSE生活がスタートしたのでした。
とはいえ、現代の生活に支障が出ないかどうかも心配なので、iPhone13を売り飛ばせずにいる自分がいます。ひとまず1ヶ月使ってみてから様子をみようかな。

しばらく経ったのちに振り返り記事も出したいな、なんて考えております。乞うご期待!

(日本にもガラケーブームが来てくれたら、LINEも対応してくれたりしないかな…な〜んて)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?