見出し画像

「成功する子は食べ物が9割 」②

子どもの教育を考える時、多くのママ達がこの読んだ!と話題になる本です。日々「子どもの頃の食生活の大切さ」を、様々な講演活動や著書の中でご紹介されている細川モモさん。


成功する子は食べ物が9割

そんな細川先生に、お子様の食事についてお話をお伺いしました。
今回は栄養などに加えて、子どもの頃の食生活の大切さが心の豊かさにつながることについてお伺いした続編です。


細川モモ 先生

食事の在り方は心の成長にも大きく影響します。
心の病気になる人の一部には“一家団欒”の思い出が乏しい傾向があるそうです。

食事は記憶力と結びつきの強い五感をフルに刺激し、

団欒の記憶は心の豊かさに繋がります


米国・英国の研究においても週に5〜7回以上、
家族で食事をしていた子どもの10代でのアルコール使用は1/4であり、
子どもの幸福度が高いことが報告されています。

日本の園児を対象としたお弁当研究では、
お弁当が子どもたち同士の人間関係の潤滑油となり、
自尊心や親への同一感情形成(親への親密さ・憧れ・尊敬)につながっていたという報告も。

私たち親が思う以上に、
日々の食事は子どもたちの目に見えないものを確かに育んでいます。



※The Japanese Journal of Health Psychology 2007, Vol. 20, No. 1, 21-31「幼少期の食事経験が青年期の食習慣及び親子関係に及ぼす影響」早稲田大学大学院人間科学研究科 伊藤暁子





細川モモ
予防医療・栄養コンサルタント
82年生まれ。10代で経験した親のがん闘病をきっかけに予防医療の道を志し、渡米。栄養の資格を取得後、日米の専門家による母子健康増進チーム「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を発足。乳幼児の貧血の実態を明らかにした「こども貧血共同研究」他、多数の共同研究を国際学会•論文発表。22年には全国初となる自治体の「乳幼児健診」に採血不要の貧血測定を導入。母子のビックデータから様々なサービス•商品を開発し、母子に優しい社会環境づくりに取り組んでいる。16万部突破「成功する子は食べ物が9割」(主婦の友社)他、著書多数。Instagram→ momohosokawa

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?