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【再掲載】【投票をご検討中の方へ】ISBNの記入について

みなさま、こんにちは。
こどもの本総選挙事務局です。

第4回こどもの本総選挙の投票をご検討中のみなさまへ
「ISBNの記入」について、詳しいご案内をさせていただきます。

はじめに、ISBNの記入の有無が、投票の有効・無効にどのように影響するかをお知らせします。

ISBNが未記入でも、可能な限り有効票としています

こどもの本総選挙事務局では集計時、「たとえISBNが記入されていないものであっても、投票した本が特定できる限り、極力有効票となるようにする」というルールで、こどもたちからの票を集計しています。つまり、「ISBNが未記入=無効票」ではありません。

すべて無効票とすると、そもそもISBNが割り振られていない書籍を集計することができなくなってしまいます。そのため、「無効票」という扱いにはしていないのです。

それでは、どうしてISBNの記入が必要なのか、とお考えになる方もいらっしゃると思います。ISBNの記入が、こどもたちにとって決して簡単なものではなく、またご協力いただく大人のみなさまにとっても、ご指導の難しいものであることと思います。お問い合わせいただくことが多いことからも、そのことは私たちも認識しております。

しかし、投票の中には、ISBNがないとどの本への投票なのか判別できないものがかなりの数あります。言い換えれば、ISBNの記入にご協力いただいたおかげで、無効票とならずに済んだものが、本当にたくさん存在しているのです。そういった点も含め、関係者のみなさまの大きなご支援の下、この総選挙が運営できていると感じております。

無効票となるおそれのある投票につきまして

実際にISBNが記入されていることで、無効票となることを免れるケースを、ここに2つ例示いたします。

①同じタイトルの書籍が他に存在する場合
たとえば『エジソン』や『注文の多い料理店』のように、さまざまな出版社が異なる形態で刊行している本があります。タイトル欄に『エジソン』と書かれている場合、集計時どの書誌なのかを特定できません。
確かにすべてを同一のものとして集計することも、方法としては考えられます。しかし、小説やマンガといった表現方法の異なるもの、あるいは抄訳や装画の異なるものを同一の本とするのは難しいと考えています。こどもたちの投票の理由が「マンガだから」「このイラストだから」ということも十分考えられるからです。

②シリーズ名、キャラクター名のみ書かれている場合
たとえば「ハリー・ポッター」「銭天堂」などと、シリーズ名・キャラクター名またはその略称が書かれている場合があります。こどもの本総選挙では、シリーズに対してではなく、書籍単独での投票をお願いしているため、どの本に投票されているのかが判断できません。

上記も例の一部に過ぎず、こどもたちの投票によって、それぞれ対応が必要となるケースがたくさんあります。こどもの本総選挙事務局では、可能な限り無効票を出さないように、最善を尽くしたいと考えています。そのため、ISBNの記入が難しい場合は、「出版社名」「シリーズ名」「巻数」「著者名」などの明記をお願いしています。投票用紙に書かれている情報が多ければ多いほど、無効票となる可能性も下がります。

しかしながら、世の中には非常にたくさんの書籍が出回っています。投票いただく際にたくさん情報を記入いただいていも、実際に集計する際には書籍が特定できないというケースも十分考えられます。

たとえば、投票用紙に「ハリー・ポッターと賢者の石」「静山社」「作・J・K-ローリング」「訳・松岡佑子」と書かれていても、手元で調べる限り3つの書籍が該当します。それぞれイラストの異なるものなので、同一の本として扱うことはできません。大変心苦しいところではありますが、無効票とさせていただく可能性が高くなってしまいます。

可能な範囲で、ISBN記入にご協力をお願いいたします

以上のような背景があり、こどもたちには、投票の際にISBNの記入をお願いしております。無効票を出さないためには、ISBNを記入いただくというのが、現状最も確実な方法であると考えているためです。(厳密には、ISBNで一意に書誌を特定できない可能性はありますが、書名と照合することでほとんど避けられます)

しかし、ISBNの記入が非常に煩雑であることもまた、重々承知しております。その場合は、上に示したように、「出版社名」「シリーズ名」「巻数」「著者名」などを明記いただきますよう、お願い申し上げます。これもまた、大変なお手数をおかけすることにはなるかと思いますが、こどもたちの投票が無効とならないため、ご理解いただけますと幸いです。

ここまで長々と説明してきましたが、決して私たちもこれが最善の方法だと確信しているわけではありません。少しずつではありますが、投票方法の改善を行い、少しでも簡素にかつ確実にこどもたちの投票を集める方法を考えていきたいと思っています。

今後とも、ご協力いただけますと幸いです。

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