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家事の1つ「アイロンがけ」が教えてくれる、日常の心の整え方

私は、アイロンがけが好きではないのです。
みなさんはどうでしょうか?

それでも日常の家事の1つなのでやるしかないのです。
だって、必要だから。
というのも、小学生の子どもたちは毎日給食ナフキンを使います。
そして給食当番の白衣を持って帰ってきます。(時に2人分)
これは、アタマジラミ防止のためかアイロンがけが必要だそうです。
(これ、働いていた時は学校のシステムに八つ当たりしていました。なんでノーアイロンの白衣買ってくれないの!?って。ボタン付けもこっちの仕事ってどういうこと!?って。)

もうすぐ冬休み。
昨日、早めに持ち帰ってきた給食当番の白衣があり
そして、
「お母さん、これ明日もっていくからアイロンかけといて!」
と言われました。
なぜ、明日?と聞くと冬休みをまたぐと忘れるから嫌だとの理由です。
とにかく、不安感の強い息子は急ぐのです。

という事で、イレギュラーに朝からアイロンがけをしました。
私は、アイロンがけが好きではありません。
急かされるのも嫌なのです。
だから、ちょっとだけイライラしてきました。

あ、わかりました。
嫌なことを、急かされて、やらされている感。
みなさんも、そういう時ありませんか?

うちは、今は基本的にアイロンは夫が担当してくれています。
それは、私が好きではない家事で夫が好きな家事だったから。
でも、今朝はイレギュラーで私がやっています。
夫は朝が苦手だからです。
まぁ、そういう時もあります。お互い様です。

専業主婦なのにアイロンがけを夫に頼む事って、最初は、申し訳なかったのです。なんだか私の仕事をやらせているみたいで。
でも、これは私の問題で、夫はそんなこと微塵も思っていなかったんです。
むしろ、アイロンがけの時間を”瞑想時間”というのです。
心を無にするひと時。
ピンっとしわが伸びるのが気持ちよいと。

「えっ?」あり得ない。
最初はよくわかりませんでした。この感覚が。

私は、刺激が好きな人だったからアイロンがけという単純作業に飽き飽きしていて、イヤホンでVoicyを2倍速にして耳学しながらやる仕事の感覚でした。私にとっては、それぐらいアイロンは家事の中で流れ作業の1つでした。その意識のすれ違いに気づいて、あぁ専業主婦でもサボっていいんだと思えました。やりたい人がここにいたって感じです。
ありがとう、旦那さん。って思えるようになってきました。
そういう気持ちがわかってからのアイロンがけは、比較的落ち着いてできるようになってきた所です。

ところが、今朝は落ち着いていられませんでした。
なぜなら、子どもの登校30分前に急いでアイロンがけをしているから。
人って、急ぐとロクなことありませんね。

アイロンがけ。日常の家事を丁寧に見る時間。
アイロンがけ。きちんとやるのが当たり前という思い込み。
アイロンがけ。もう”ちゃんとした”主婦を卒業しよう。
アイロンがけ。ありがとう、旦那さん。バトンタッチ、おまかせします。
アイロンがけ。もう大丈夫。心を整えて向き合えそう。
アイロンがけ。やっぱり急ぐとあかん(笑)

アイロンがけが好きではない私が、心を整えてアイロンがけと向き合えるのはもう少し先かな。今朝だったら、アイロンがけは音楽を聞きながら時間内に楽しんで終わらせるゲームみたいにすればよかったのかもしれません。

まだまだ修行が足りませんね。
日常を穏やかにすごせるように、日々精進いたします。


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