【読み書き聞き】苦手な長女に800冊読み聞かせした結果〈失敗#9〉子どものこころ専門医なのに失敗子育て
結論:
登場人物
私 30代 子どものこころ専門医
妻 30代 保健師
長女 小学2年生
長女の読書量が800冊を超えました
こつこつと読み聞かせの記録をつけ、とうとう大台に乗りました。
ほとんど妻のおかげです。
ここまで来るのにいろんな思いがあったので、今日は長女について書かせていただきます。
言葉の苦手な長女
長女は、明らかなことばの遅れではなく、健診で引っ掛かることもなかったのですが、幼少期にうまく聞き取れていない様子がありました。
うまく表現できないのですが、「聞き間違いが多い」に近い感じです。
初めて耳鼻科を受診したら、大きな耳垢が取れて、そのあとは若干聞き取りやすくなってきたかな?という様子でした。
小学校でつまずく「音読」
ひらがな、カタカナを一文字ずつ覚えるのは、学年相応にできました。
しかし、音読になると、たどたどしさが目立ちます。スラスラとは読めずに一音一音読む「逐次読み」がほとんどでした。
小学1年生は、毎日音読の宿題があります。
親が確認して、サインをすることになっています。
すみっコぐらしのキャラクターを描いたり、キラキラしたシールを貼ったりして、長女の気分を上げるような工夫をしました。
読み聞かせは好きで、自分から本を持ってきますが、自分で読むのは幼児向けの絵が中心のものでした。
毎週、PTAの読み聞かせがあるので、なるべく親も参加するようにしています。
書くのが難しい「っ」、「〜」
担任の先生は、自習ノートに書く日記とかに、国語のテストのように赤字で訂正を入れてきます。
発音しない文字は、より難しいようです。「ゃ」「ゅ」「ょ」「っ」、「〜」促音の書き漏らしはよくあります。
親の方で、大きく花丸をつけて、「とても たのしかったね!」のようなコメントをつけるようにしていました。
聞き取りにくいらしい
根本的な要因は、聞き取った音を言葉として認識するところにあるようです。
WBCとダルビッシュが同じに聞こえたり、
SnowManの向井くんが、「るかいくん」になったりします。
お笑いが好きで、かまいたちは動きが大きくて大笑いするけど、しゃべくりのウエストランドは早送りします。
800冊読んで、どうなったか。
読書が好き
書くのが好き
読み聞かせも好き
いまは、長女自身で絵本を読むようになりました。
ときどき、少し前はわからないところは逐次読みしていましたが、最近はほとんど黙読で読めるようになりました。
友達と交換ノートをしたり、家族にお手紙をくれたり、書くことは好きです。漢字を書くのは苦ではないらしく、自習ノートいっぱいに漢字を書いています。
もちろん、読み聞かせも好きで、毎晩数冊ずつ読んでいます。
行列のできるレストランシリーズやリスタクシーがお気に入りです。
これからも、1000冊、2000冊と続けていきたいです。
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