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能登半島地震発生から5か月


能登半島で起きた地震

皆さんもご存じの通り、2024年1月1日の16時過ぎ
最大震度7の地震が石川県の能登半島やその周辺地域を襲いました。

突然起きた大きな地震に、新年のお祝いムードから一転、不安な日々を過ごした方は多かったのではないでしょうか。

その被害は大きく、防災に関しての活動を行う私たちの団体としても、現地のみなさまの安否が非常に心配でした。

能登半島地震の深刻な被害状況

1月1日に起こった地震は、石川県の志賀町や輪島市で震度7、
そして能登半島の広い範囲で震度6以上の揺れが観測されました。

石川県だけでなく、新潟県や富山県、福井県などでも強い揺れがあり、
その被害は6月4日時点で、260人の死者や1300人以上の負傷者、
8400棟以上の建物の全壊など、深刻な被害状況が確認されています。

さらに、観光地として有名な輪島市の朝市通りでは大規模な火災が発生。
水道などのライフラインも広範囲で長期間途絶えるなど、さまざまな二次災害にも見舞われました。

こうした被害は、被災地の子どもたちの日常にも大きな影響を与えました。避難所という慣れない環境での生活は、子どもたちにとって大きな不安やストレスにつながります。

また、被害が大きい地区では通学が困難になったり授業の再開が遅れたりするなど、学業への影響も。輪島市などでは、中学生たちが学習の機会を確保するために親元を離れる「集団避難」が実施された例もあります。

能登半島でのその後の余震

大きな地震の後に気を付けなければいけないのが「余震」です。
実際に、能登半島周辺では1月1日以降も大小問わず地震が相次ぎました。

気象庁が取りまとめたデータによると、能登半島の周辺では1月1日から6月3日までの間に、最大震度5強以上を観測する地震が12回発生しています。
最初の地震から5か月が経った6月にも大きな揺れが観測されるなど、いまだ警戒が必要な状況にあります。

参考:気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

気象庁

能登半島をはじめとする被災地では、初めの地震による被害からの復旧がなかなか進まず、倒壊した建物やがれき、崩れた山の斜面などが手つかずの状態となっているところも少なくありません。
度重なる地震によって、土砂崩れが起きやすくなっている場所もあると考えられます。このような場所では、余震が引き金となってさらなる被害を生む危険性が潜んでいます。

能登半島地震での学び

地震などの自然災害は、いつ・どこで起こるか予測ができません。
災害の発生そのものを防ぐことはできなくても、正しい防災知識と備えがあれば、被害をできるだけ小さく抑えることにつながります。
そして何よりも、自分の身の安全を守るために、日ごろから防災への理解を深めておくことはとても大切です。

私たちは、こどもたちにできるだけその知識を得てもらうためにキャンプを行っています。

ひとりひとりが「いのちを守る行動」ができれば、つながるいのちは多くなるはずです。

能登半島地震を経てこども防災協会の活動


私たちこども防災協会では、子どもたちが楽しみながら防災への知識を学べるイベントを多く開催しています。

5月には、能登半島地震で被災した子どもたちに向けたイベントも開催しました。
金沢を中心に、多くの子どもたちが参加をしてくれ、地震を体験したこともたちとの話は、私たちも学ぶことが多くありました。
今後同じことが起こったときにどのような行動をとればいいか、など
デイキャンプという短いものでしたが、子どもたちは楽しく過ごしてくれたと思います^^

その様子はまた後日の記事で報告します。






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