身体が硬いのはなぜ②〜東洋医学のこの理論で考えよう!
発達が気になるお子さま、身体が硬いことが多いのはなぜ?
前回は東洋医学における子どもの発育に関しての記述をみていきましたね。
そして、「発育不全 - 五遅五軟」というくくりでは、身体が硬いことに関する答えは見つけられませんでした。
今度は東洋医学のルールのうち、臓器の性質から身体の硬さに関するヒントがないか探してみましょう。
■まず、東洋医学での内臓の分類を。
東洋医学では内臓(臓)を、肝・心・脾・肺・腎 の5つに分類して考えます。
「五臓六腑に沁み渡る...」ってセリフ、聞いたことありませんか?
あの五臓です。
では、それぞれの役割をざっくりご説明します。
(今回はややこしくなるので六腑の説明は省きます)
肝 ・・・ 血液を蓄え血液の量を調整する。
筋膜や腱、靭帯、爪や目との関係が深い。
情緒の安定にも関係する。
心 ・・・ 血液の循環を行う。精神の活動、睡眠などにも作用する。
舌とのかかわりが深い。
脾 ・・・ 消化吸収の機能を表す。全身の筋肉や血管を養う機能がある。
内蔵が下垂するのを防ぐ。
肺 ・・・ 呼吸器系の機能だけでなく、
皮膚、鼻、のど、気管支、免疫などと関わりが深い。
腎 ・・・ 生命エネルギーが宿っているところ。
生殖機能、脳、耳と関わりが深い。
うーん、めっちゃ理解しづらいですよね笑。
これはあくまでも”ルール”として受け入れてください。。。
(でもさすがは経験医学、実はこれが見事に当てはまるのですが・・・!)
■さて、筋肉に関わる臓器は・・・
この五臓の中で、直接筋肉に関わりがありそうな臓器が2つあります。
太字になっているのですぐわかりますよね。
そう、肝 と 脾 です。
「肝」と「脾」のその辺り、もう少し調べてみましょう。
【 肝 】
情緒の安定に関係する臓器。
ストレスが多大になると、その働きが亢進しすぎて腱や筋がケイレンしたり攣れたりします。
【 脾 】
消化吸収の機能を果たす場所。
働きが低下すると、筋肉が痩せたり力がなくなり萎えてきます。
ん~~、この段階で比較すると、
「身体が硬い」に関連するのは「肝」のほうが影響力ありそうですね。。。
■そして、筋や腱を動かす作用に関わる臓器は・・・
さて、これまでは筋肉や腱そのものに関わる臓器について調べて来ましたが、今度は筋や腱を動かす作用に関わっている臓器について考えてみます。
身体が強ばっている時って意識して強ばらせていますか?
気付いたら無意識のうちに身体に力が入っていた、ではありませんか?
でもこの強ばっている筋肉って、本来は自分の意思で動かすことができる筋ですよね。
なのに勝手に強ばってしまっている・・・?
これって、いったいどういうことなのでしょう。
東洋医学的にその鍵は、意識と無意識に影響する「こころ」にあると言われています。
そして、東洋医学のルールでは「こころ」(意識と無意識)にかかわってくる臓器は「心」と「肝」と言われています。
■その、心・肝の働きを・・・!
【 心 】意識に関係する
意識や知性、理性、つまり大脳新皮質での活動に作用する。
【 肝 】無意識に関係する
感情、本能などの大脳辺縁系での活動に作用する。
無意識に関係してる臓器は「肝」!!キタ。。。ここでも「肝」が来ましたーーー!!
そう、身体硬い問題の犯人は 「肝」 だった!!
しかし動機(原因)はなんなのか、どんな工夫で肝は更生するのか・・・?←突然の刑事ドラマ風笑。
次回に続きます!
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