【食育】#4 年齢に応じた食育活動のポイント&食育事例
こんにちは!こどもSHOKUデザイン(@kodomo_shoku)です。
このように、食育活動の進め方に悩みを感じていませんか?
とくに自分ひとりで勤務している現場では、他の人に気軽に相談できる機会が少なく、どうしたらよいかわからないと感じるケースも多いでしょう。
今回は食育活動を進める具体的な事例を知り、「園での食育活動に活かしていきたい!」と考えている方向けに、以下の内容をお伝えします。
簡単に保育ドキュメンテーションについてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
年齢別に応じた食育活動のポイント
保育園では0~5歳児の園児が在園している場合が多く、年齢によってできる食育活動もさまざまです。そのため、対象園児の成長段階に合わせた食育活動を進めることが大切です。
日常的に「食」に関わる機会を増やすことによって、子どもたちがより興味を持ち、食べる力を育むサポートができるでしょう。
ここでは、年齢別での食育活動のポイントをお伝えします。
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食育活動の例
ここでは食育活動を大きく4つに分類して事例をご紹介します。
年間食育計画にそって園での食育は進めていきますが、その活動を考えるヒントにぜひお役立てください。
①遊び・読み聞かせ
食材や栄養が題材になった絵本の読み聞かせは、食に対する子どもたちの興味・関心をひきやすいです。提供する献立に関連した内容にすると、食事での声掛けにも活かせます。
また、おままごとなどの遊びを通じて食卓やキッチンをイメージすることで、給食室や食事に親しみを持つ環境も作れます。
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②栽培活動
畑やプランターを使い、野菜・米などを栽培する活動です。
季節によって収穫できる野菜も異なるので、旬を楽しみながら食物が育つ過程を体験できます。また、栽培によって植物のいのちの大切さもわかります。
苗や種を買いに行くところから子どもたちで対応する、育てる野菜を子どもたちに考えてもらい、観察記録をつけるなど、さまざまな工夫から発展して活動が可能です。
③調理体験(クッキング)
調理体験は実際に子どもたちに食材に触れてもらう・調理してもらう活動です。簡単なものであれば、日常的に野菜の皮むき、米とぎ・炊飯などからスタートできるので、お手伝いの気持ちで取り入れやすいです。
栽培活動で収穫できた食材を使って調理するなど関連性を持たせることによって、子どもたちの関心も高まります。
④食育指導
食事のマナーやスプーン・箸の持ち方などを子どもたちに伝え、正しく持てるように教えていきます。
食べ物と身体の成り立ちなど教材を使って伝えることで、話を聞く集中力や食べる意欲を高めることにつながります。
ご紹介した4つは、主に栄養士や保育士から子どもたちに働きかけるかたちでの食育です。現在は保育ドキュメンテーションを用いた食育を行っている園もあるので、簡単にお伝えします。
保育ドキュメンテーションとは、子どもたちの園での様子を写真や動画などを用いて継続的に記録するものです。記録をもとに子どもたちの成長や興味・関心などを振り返り、次の保育活動に活かすことによって、保育の質向上につなげることができます。
食育に保育ドキュメンテーションを活用することで、子どもたちの様子が視える化され、「子どもたち主体の食育」がより進めやすくなるでしょう。
とくに園でICTシステムを利用している場合は、利用を検討してみてくださいね。
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まとめ
今回は、年齢別に応じた食育活動のポイントや大まかな内容から食育活動の事例をご紹介しました。
あくまで一例ですので、園の特色や活動の連動性を大切に、ご自身の施設にあった食育活動を進めてみてください!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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