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第8回こどもレストラン・シンガポール編〜おとなカフェレポート〜

本日は2017.9.24に開催された、第8回こどもレストラン・シンガポール編おとなカフェについて、レポートをお送りします。


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「こどもレストラン〜食と音楽の世界旅行〜」とは?
こどもたちだけで作り上げる、1日限りのレストラン。
お客様は、いつもおいしいごはんを作ってくれる大切な家族。
想いがつまったお料理で、大好きなあの人に
とっておきの「ありがとう」をつたえよう。

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■おとなカフェってなぁに?

こどもレストランの主役は、こどもシェフたちです。
でも、こどもシェフたちが調理している間、
せっかくおとなだけの時間があるのだから・・・
こどもたちからすこーし離れて、
リラックスする時間があっても良いのでは?
という想いから生まれた、おとなのための時間です。


■講師プロフィール

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村木充(むらき・みつる)さん
コントラバス奏者。舞台音楽の演奏や、病院で暮らすこどもたちにアートを届ける活動をしている。現在、世界的人形師さんと物語の動画を制作し、病院で暮らすこどもたちにプレゼントすることを企画中。「#みんなでサンタ」「#みんさん」で検索を!


■「テリマカシ」を演奏で伝えよう

今回のおとなカフェは、「楽器体験」。

シンガポールの言葉で「ありがとう」は、「テリマカシ」と言うそう。
料理を作ってくれているこどもシェフたちに「ありがとう」の気持ちを込めて、今回は「テリマカシ」をテーマに色々な楽器で演奏をしてみました。

当日のタイムスケジュール
○アイスブレイク
○「テリマカシ」でリズム作り
○打楽器を鳴らしてみる
○お礼の演奏


■アイスブレイク

まずはウォーミングアップ。

一枚の紙で雨の音を再現してみます。
ポンポンと指で弾いてみたり、ガサガサ動かしてみたり。
周りの音をよく聴き、おとなたちの心を開いていきます。

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■「テリマカシ」でリズム作り

輪になって「テリマカシ」の5音で、様々なリズムとそのバリエーションをみんなで考えます。
テリマカシ、テーリマカシ、テリ・マカシ、テーリーマーカシなど、区切る場所を変えたり、音を伸ばしたり、テンポに変化をつけたり。

たった5音ですが、その可能性は無限にあります。
音楽的要素のうち、リズムと音の大きさの2つにフォーカスしていき、バリエーションを考えていきました。

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■楽器で表現する

「テリマカシ」のバリエーションをある程度考え出すことができたところで、小グループのチームに分かれて実際にそのリズムを打楽器で表現していきます。

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村木さんが用意してくださった打楽器を使うだけでなく、今回はキッチン雑貨も楽器として取り入れてみました。

これらは、空き缶を切ったものです。

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先ほど考えた「テリマカシ」のリズムを楽器で演奏し、曲としての流れを考えました。その後、チームごとに発表をし、面白いアイデアを検討し、アレンジしていきます。

今回は鉄琴(グロッケン)の音をベースに、その他の打楽器を重ねていくことに決定!

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■お礼の演奏

いつもは、こどもたちが料理している間に完結しているおとなカフェ。
今回はゆりねぇさんたちの演奏のあとに、おうちの人たちからお礼の演奏として披露しました。

普段、おうちの人が何かを発表する機会はなかなかないので、興味津々のこどもたち。撮影にも熱が入ります。

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そしておとなの皆さんも、滅多にない機会に、緊張気味。

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こどもたちが作ってくれた料理へのお返しとして、「ありがとう」の気持ちを込めて演奏しました。

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■講座を終えて……

いつもは何か物を作るなど、形に残るものを行うことが多かったおとなカフェ。
そんな中、「音楽演奏」という、形には残らないけれど、心に残る新しい取り組みを行うことができました。

演奏を体験したおとなの皆さんから、
「とても不思議な空間だった」
「久しぶりに音楽を楽しむことができ、とても心地良いひとときでした」
「初めは緊張したけれど、やっているうちにリラックスできて、ストレス解消になりました!」

などという声をいただきました。

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講座を振り返って、村木さんからこんなメッセージをいただきました。

多くのこどもたちにとって、お料理は挑戦だったと思います。
それと同じように、おとなも挑戦をして、こどもたちの努力に「ありがとう」で応える、ということを一番大切にしました。
皆様の発表前の緊張感は凄かったですが、こどもたちにも良いプレゼントになったと思います。
また、自分自身で曲作りをしたことがなかったので、私自身そのプロセスを体験できてとても楽しかったです。


いつもとは違うおうちの人の一面を見ることができて、こどもシェフたちもなんだか照れくさくも、温かい気持ちになれたひとときでした。

村木さん、本当にありがとうございました!


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最後まで読んでいただきありがとうございます。
こどもレストランについてもっと知りたい方は
下のリンクをご覧ください。

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