見出し画像

お悩み:生後4か月児のうつぶせ寝で寝れないママ

こどもの成長は嬉しいものですが、ママの悩みにもなることも。
今日は生後4か月児のうつぶせ寝でねむれないママの悩みです。

現在4ヶ月の娘がいます。
寝返り返りができないのに、昼夜共にうつ伏せで寝てしまうため、心配で母は眠ることができません。
鼻や口が出ていれば、そのまま寝かせて置いても大丈夫でしょうか。

3ヶ月を迎える少し前に寝返りができるようになったのですが、3日ほど前から昼夜ともにうつ伏せになって寝るようになりました。
寝返り返りができないことや、6ヶ月までは突然死のリスクもあるという話があるため仰向けに戻すのですが、戻したそばからすぐにうつ伏せになってしまいます。

寝返り防止に2ℓペットボトルをタオルに包んで脇に置いていますが、驚くほどの力でペットボトルを乗り越えてうつ伏せになっていき、逆にペットボトルを外すと、寝返りした勢いで布団から転がり出てしまい、居住まいの悪さから起きてしまいます。
いったん10分ほど抱っこして、落ち着いてから寝かせてもたちどころにうつ伏せになってしまいます。

赤ちゃん用の硬めの布団で寝かせており、枕は使っていません。
『6ヶ月を超えるまでは気がついたら仰向けに戻してあげて』なんて話もあるようですが、戻した側からうつ伏せになるのではどうしていいかわからず、途方にくれています。

昼寝もまともにできないため、少しでも安心できるような情報がほしいです。
似たようなご経験をされた方はいらっしゃいますか?

ママたちもご存じ通り、乳幼児突然死症候群。
■SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因の分からない病気で、 窒息などの事故とは異なります。
■令和3年には81名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第3位となっています。

厚生労働省は11月を乳幼児突然死症候群の対策月間としており、
発症リスクを減らすポイントとして以下を推進しています。
SIDS の予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、 SIDS の発症率が低くなるというデータがあります。

1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう

SIDS は、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方が SIDS の発症率が高いということが研究者の調査から分かっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。

できるだけ母乳で育てましょう

母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことはよく知られています。母乳で育てられている赤ちゃんの方が SIDS の発症率が低いということが研究者の調査から分かっています。できるだけ母乳育児にトライしましょう。

たばこをやめましょう

たばこは SIDS 発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

ですが、心配なママはこどもが寝返りが出来るようになったときに
「仰向けにしないと」と気になって睡眠が十分にとれなくなってしまうこともあるかと思います。
寝返りは、赤ちゃんの成長にとって重要で自然な発達過程です。
SIDS のリスクを減らすために重要なのは、寝返りができるようになったら眠り始めるときにあおむけ寝の姿勢にしてあげることと、寝返りをした時に備えて赤ちゃんの周囲に柔らかな寝具を置かないようにすることです。
米国小児科学会によると、赤ちゃんがあおむけからうつぶせと、うつぶせからあおむけのどちら側からでも自分で寝返りができるようになったら、その姿勢のままにしておいてよいと言われています。
また、あかちゃんの睡眠中の窒息事故予防も考えて、
ベビーベットにはぬいぐるみなどを置かないのも気を付けてほしいところです。

乳幼児突然死症候群のように原因が分からない分、出来る限り気を付けないと!というママの気持ちは分かります。ただ、リスク回避の行動をおこなってもらい、ママも十分な睡眠をとってもらったほうが、日中の子育て中の事故は防げると感じます。ママが昼もぼんやりして、こどもの危険を回避できないことも同じように心配です。

子育ての中ではどんなに気を付けていても防げない事故はあります。
出来る対策をしっかり行っていただくことが必要かと思います。

毎日Instagramでライブ配信中です。
ぜひ遊びに来てください☺


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?