こどものじんましんについて
じんましんはかゆみを伴うみみずばれ様の皮疹が突然出現し、数時間で消失します。じんましんにはどう対応したらいいでしょうか。
今日はじんましんについてお伝えします。
★原因
食物や薬剤が原因でアレルギーの関与により発症します。
また、物質的刺激（接触）寒冷・日光・運動・発汗などの非アレルギー性でも誘発されることがあります。
〇アレルギーの関与
・食べ物の場合
魚介類：さば、まぐろ、さんま、えび、かに
肉類：豚、牛肉、鶏肉
卵・乳製品：卵、牛乳、チーズ
穀類・野菜：大豆、小麦、そば
食品添加物：人口色素、防腐剤 など
・薬の場合
抗生剤、解熱鎮痛剤、咳止めなど
ほかにも
植物・昆虫：イラクサ、ゴム、蜂
感染症：寄生虫、真菌、細菌、ウイルス
物質的刺激：機械的摩擦、圧迫、振動
内臓や全身性疾患：血液疾患、膠原病、血清病
疲労やストレス などにより症状出現します。
★特殊な場合
慢性蕁麻疹
毎日のように繰り返し症状が現れる蕁麻疹のうち、発症して1か月以上経過したもので、原因が特定できないことが多いです。
血管性浮腫
唇やまぶたなどが突然はれあがり、2，3日かかって消えます。かゆみは伴わず、まれに遺伝性のものの場合もあります。
★治療
症状の度合いにより対応が変わりますが、抗アレルギー薬を使用します。
・ぶつぶつが出る前に薬を飲んでいた場合、その薬は飲ませずに受診時にお薬手帳を持参しましょう。
・まぶたがはれる、のどがぜーぜーする、かゆくてしかたない場合はそのときに受診してください
・お風呂あがりは血行がよくなることで赤みがつよくなることがありますが、心配はありません
・じんましんは時間がたつと消えるので、次の日に受診する際は写真をとっておき、受診時にかかりつけ医にみせましょう
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