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どこの療育を受ければいいの?

お子さんが療育の必要があるといわれたら
誰でもショックですよね。
そんでもってネットやら指導員やら医者やら専門家と呼ばれる人たちがこぞってウチの療育を受けなさいというものだからお母さんたちはもーパニック!
どれがどれやら
なにがいーやら
訳わからなくなって当然です!
今日は誰もいわない本当のことをお伝えしますので
お子さんのことに悩むお母さんは療育選びの参考にしてください。
これ知らないと本当に後悔します。
また、これを知った業界の専門家は反面教師にしてください。

こんな療育はダメだ(笑)
1.大人しく過ごす事がゴールだと思っている
2.しごとを辞めて全てを子どもに注げという
3.全て子どもに合わせなさいと言う
4.特定のカリスマ先生に依存している
5.子どもの行動が変わらない        

子どもが静かに待つ事なんて当たり前なのですが
最悪なのはハイテンションの盛り上げ指導を療育でやっているところですね。
また、療育では保護者を含む大人の関わり方が大切なのは事実なのですが、それは子どもに合わせて全てのエネルギーを子どもに捧げなさいというのではありません。
良い療育施設では、対応を具体的に教えてくれます。
例)
「お子さんの気持ちを受け止めて理由を聞きましょう」→×
「お子さんの気持ちを○○して受け止め○○したら○○なります」→○
のように具体的に対応を教えてくれるところは信頼できます。
何をどの様に変えて、どうしたらどうなるのか?そういうことを教えてくれるところが療育です。
保護者の疑問や質問に抽象的な答えしか返さない施設はダメです。
あと、1人のカリスマ先生しか良い指導ができないような施設もダメです。
ちゃんと根拠があって論理的アプローチであるなら施設内教育ができているのでどの先生でも問題無いはずです。
この先生の指導じゃないとだめ
とか、あの先生だからできるなんて気持ちに保護者がなったとしたらそれはダメです。
誰かに依存しないと受けられない療育なんてもーそんなの療育でも教育でも医療でもありません!

何よりお預かり目的で療育しているわけではありませんからお子さんに何らかの変化がでなければ意味がないです。
本当の専門家は常々何をどうしたら良いのか考えているので対応も具体的です。

また
個別療育>集団療育というイメージは間違いです。

例えば
発話が遅れているというお子さんは個別療育では改善しません
脳に特別な問題がある場合(殆どないけど)を除いて
言葉の育ちは集団で他の子と関わるから出てくるものなので個別療育=発話訓練では効果はありません。
ただし
構音障害や吃音などは一定の効果があります。
そもそも机上の課題は小学校中学年以上でそれ以下の子どもにはストレスでしかありません。
ただし、四年生以上では学習支援もたいせつなので個別療育の必要もでてきます。

ジッとできないとか感情制御が課題のお子さんも集団療育でしか学べません。

などなど
挙げたらキリがありませんが
世間で知られているイメージと実際の効果は多くの場合異なります。

保護者はもっと僕らに厳しくていいんです。
でもそれは
あーしてください
こーしてください
とか要望を言ってよいってことじゃありません。
(多くの場合いい結果になりません)

だって
それで解決せずに困っているから繋がっているのですから

では何を専門家に相談すると良いかというと
こんな時にこーなってしまうのだけれど
こーなりますか?
なるとしたら何を変えたらそーなりますか?
と具体的に質問する事が一番です!

えへへ
これを読んだ専門家は背筋が寒くなる人もいるかもです。

でもこれに答えてこそ専門家を名乗る資格があると思いませんか?

何をどうしたら受け止めるなのか?
どこをどうーやったらそうなるのか?
専門家の答えはいつも
具体的です。

え?
ケースバイケース?

そうです。
だから
目の前の保護者のケースに答えることが義務なのです。

注意深くみていきたいし
専門家たるものかくありたいですね!

療育アドバイザー
中鶴真人

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